規格

IATF Rules 6th Editionについて

大型の台風14号が去って秋の気配が漂い始めたかと思ったら、今度は台風15号(Talas)が前号同様、また週末にやってきました。これで9月の週末は毎回台風の影響を受け、それは仕事のスケジュールにまで及ぶことに。今回の台風15号は3連休の直前に接近してきたこともあり、大雨による運行規制で東海道新幹線が運行中止となったりして、多くの方々が影響を受けたようです。

さて、IATF Rules 6th Editionの発行が迫ってきており、10月もしくは11月には発行され、2023年1月から有効となります。今回の改訂の一部には、従来行われていた審査日数の策定に対し、従業員数のカウントがありましたが、それが組織のパフォーマンスとリスクベースによる算定方法へと変わるなど、大きな変更があるようです。

また、2022年7月から開始されているIATF 16949規格の第2版への改訂作業については、2023年の秋にドラフトが策定され、2024年1月にリリースされる予定で開発(改訂)が進んでいるようです。この改訂では一部の普遍的なCSRの内容が反映されるとも言われていますが、それが何処までに及ぶのかは不明です。なお、他にもサブティアのサプライヤに対し、共通したQMSの要求事項などが盛り込まれる予定ですが、実際に発行されるまでは何とも・・・。

余談になりますが、私は審査登録機関が開催するIATF16949内部監査員研修セミナーの講師も担当しています。そこに参加される方々の多くが、このIATF Rulesを一読されていらっしゃらないようです。認証組織などにおいて、これからIATF16949内部監査員を目指す方々は是非このIATF Rulesに目を通しておいていただくと共に、ISO9001:2015における内部監査への数回の参加、及び、組織におけるIATF16949に対応したQMSで適用されている「文書化した内部監査プロセス」を理解しておいていただきたいものです。

弊社が独自でオンサイト開催するIATF 16949内部監査員研修セミナーでは、事前に上記のような文書の一読を必ずお願いしております。

台風14号(Nanmadol)前のページ

ISO/IEC 27001:2022規格が発行されました。次のページ

ピックアップ記事

  1. ブログの動作試験
  2. 緊急事態宣言(地域の追加)

関連記事

  1. 一般

    立春寒波

    2/7、顧客先から帰途しようとした時に、霰?、もしくは霙混じりの雨が…

  2. 一般

    2024年は波乱の幕開け

    令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、犠牲になられた方々のご…

  3. 一般

    連休

    仕事で利用する新幹線の車窓から見える風景は、随所で山々の新緑が目立つ…

  4. 規格

    VDA 6.3:2023について

    寒い日々が続きます。特に今週は寒気の南下ということもあり、最高気温も…

  5. 規格

    空気が入れ替わる

    10/18、今朝の名古屋市内の最低気温は11.4℃。11月中旬並の冷…

  6. 一般

    梅雨の間の猛暑

    6/21、名古屋市(東海地方を含めて)も遂に梅雨入りしましたが、平年…

  1. 一般

    立春を過ぎても寒さが続きます
  2. 一般

    もうすぐ梅雨(つゆ)入り ?
  3. 規格

    ISO/IEC 27001:2022規格が発行されました。
  4. 規格

    寒暖差
  5. 一般

    寒暖差の大きな季節
PAGE TOP