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2008年09月21日

オーディオフェアは楽しい

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【McIntosh MC275】

台風一過の昨日(9/19)、仕事を午前中で切り上げて、午後から「名古屋特選品オーディオフェア」なる催し物を見に出掛けてみました。会場は名古屋市中小企業振興会館(別名:吹上ホール)の最上階。地下鉄の駅もあるのでアクセスは大変便利。会場階へ上がるのにエレベータを1回待ったのですが、それくらいの盛況さ?かと思いきや、他の階でも別のイベントが催されていたようです。

さて、会場に入ると受付けでアンケートの記入を促され、肝心な内容だけは記載して中へ突入。この催しは中部、関西、北陸のオーディオショップ及びオーディオメーカーの協賛で開催されているようで、毎年結構な人出がある。さて、入り口を入るとまずはビンテージ製品や中古製品が一堂に並べられ、多くの方々がそれらに見入っていた。中でもちょっと魅力というか、欲しいな〜と思っているJBLのパラゴンはもう既に売約済みとか。世の中不況と言われているにも関わらず、ここはそんな感じすら受けない所謂「おやじ天国」のようだ。

個人的に中古品にはあまり興味が無いが、目立ったところでは真空管アンプの中古が結構出品されていて価格もオークション等と比較するとそれなりに安い。気をつけなければならないのは、その多くが中国を代表する諸外国の製品であるということ。購入する場合には、一度、故障すると部品の入手が困難(特にトランス類)であることを覚悟しておかなければならない。それらをさらりと拝見し、奥の部屋で行われている試聴会に参入。

最初に聴いたのは私も所有しているドイツのavantgarde社DUO OMEGAという2008年3月に発売された新しいスピーカー。駆動しているアンプやCDプレーヤーまで詳細には見なかったが、やはり良い音をしている。解説はオーディオ評論家の細谷氏。それから暫くして、最近国内に再上陸したオランダのKharma社の Grand Ceramique Midi 1.0に接続を変更し、その再生音を聴いた。このスピーカー、ステレオサウンド誌の168号で紹介されていただけに大変興味があった。再生音を聴いた個人的な感想ではあるものの、低域及び中高域もやや詰まったような再生音がする。もっとのびのびとした雄大な再生音が欲しい。会場の屋内環境も影響しているのかもしれないが、ペアで5,800,000円という価格面も含めて比較検討すると、音的には他のスピーカーを選択せざるを得ないように感じられる。これはやはり貧乏人臭い感想なのかもしれない。

他にはMcIntosh等、多くのオーディオ・メーカーの新しい製品も展示されていたが、それらの再生音を聴くことは出来なかったのが残念だった。毎年、この時期からは各地(特に東京が中心)でオーディオに関連したフェアが開催される。どの催し物も魅力的で、下手の横好きマニアとしては、時間とお金が許せばすべて見に行ってみたい。

2008年05月11日

スピーカーを試聴比較する

サウンドドックポータブル


普段の休日叉はその前日の夜は、好きな音楽を聴いて過ごすことが私にとっては唯一の楽しみであり、より良いとでも言うのか、臨場感をついつい求めてしまい、ごく自然に”オーディオ”という、私のような貧乏人が入ってはならない領域にまで足を踏み入れてしまっている。そうなると、もうそこは底なしの泥沼であり、抜け出すことは容易では無くなってしまう。今まで数々のオーディオ機器(アンプ類)を自作したり、メーカー品を使ってきたが、最近はどちらかと言えばSensitivity(能率・音圧レベル)の割と低いスピーカーが主流のようだ。例えば、JBLのフラッグシップモデルでもある「DD66000CH - EVEREST II」においては、Sensitivity(2.83V@1m)が96dBという値を示している。

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JBL DD66000

このスピーカー、実は喉から手が出るほど欲しかったが、価格面では”雲の上”ということもあり、手が出なかったというのか、出せなかったのが正直なところ。仮に買えたとしても、アンプ類にまで費用が及ばずに、お飾りになってしまう可能性が多分にある。そんなこんなで、選んだ結果として現在使用しているAvantgarde Acousticのスピーカーは、このSensitivityが104dBという高能率となっており、僅かなプリ叉はパワーアンプ等の残留ノイズまで見事に再生してしまうために、アンプへの電源からや周辺機器のノイズの回り込み対策に余念がない。このスピーカーは、そんなに多くのパワーを必要としないために、球(真空管のことを指す)をシングルで使い、しかもA級動作でドライブしても、それなりの音量が得られることがメリットかもしれない。それに加えて、各種の球の特性が良く出るためにいろいろと楽しませてくれる。そんなメーカーから新たに発売されたのが「DUO OMEGA」という機種。ちょっと興味をそそられたので、その一部をピックアップして書いてみることにした。

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Avantgarde Acoustic DUO OMEGA

このスピーカーはSensitivityが107dBという高能率のスピーカーであり、中高音域は独自に設計されたホーン及びドライブユニットとなっているため、マニアの方々にはたまらない魅力があるだろう。他のスピーカーとの違いと言えば、入力インピーダンスが18Ωという、ちょっと変わった特性があることかもしれない(一般のスピーカーであれば、4Ω〜16Ω)。その理由は、やはり内蔵されている低域アンプであり、入力にトランス変換が用いられているためでもあると考えられる。

このメーカーのスピーカーの特徴は、ドライブするパワーアンプに対して、大きなパワー・スペックを要求していないところだ。通常、上記・前者のようなJBL等のスピーカーともなると、それなりの余裕の有るパワーアンプが要求されるために、大きな出力性能を有する優秀なアンプを使用しなければならないが、このスピーカーでは逆に入力が100Wまでという制限があるくらいだ。

何故、このようなホーンスピーカーを好んで使って聴いているかと言えば、それは聴く音楽のジャンルにより影響されていることが挙げられるのかもしれない。一般的なクラシックやポップス叉は歌謡曲(最近は、J・POPSというらしいが・・)を聴くのであれば、さほど拘りがなければどのようなメーカーのスピーカーでも事足りるであろうと思われるが、ちょっと凝り出すとこのようなホーンタイプを選んでしまう。

私は古い1930年代から1950年代くらいまでのJAZZを好んで聴くことが多い。しかも、分野が偏っているのかもしれないが、Barney Kessel、Benny Goodman、Charlie Christian、Wes Montgomery等に代表されるような古い時代のSwing-JAZZ及び1960年代のJAZZ Vocalが主流。SP盤レコードが無くなってしまった現在、当時の音を如何に再生するかと考えた時に、あれこれ試聴した結果・結論として、やはりホーンタイプのスピーカーに行き着いた。

本来であれば、その時代の機器・装置とSP盤や一部のLP盤で再生させるのが最高というか、ベストなのかもしれないが、今の時代にそれらを揃えることは不可能に近い。仮にそれらが揃ったとしても、日々のメンテナンスで四苦八苦しなければならないし、パーツ等も入手がもう困難だろう。以前、渡米した時に、時間があり、Vintage-Audioを販売しているお店を何軒か覗いたことがあるが、欲しい製品はあまりにも高価で、とても買える代物では無かったことが今でも瞼の裏に焼付いている。何故、高価だったか?と言えば、Dead stock(デッドストック)と呼ばれる長期間倉庫で眠っていた未使用製品だったためである。しかし、こんな物が眠っている米国は凄いね〜というのが当時の正直な感想でもあった。

3・2・1GSX

2008年04月30日

McIntosh MC2301

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【McIntosh MC2301:6月にRelease予定らしい・・】

米国McIntosh社から新たなパワーアンプが発表されていることを知った。それはMC2301というVacuum Tube Monoblock Power Amplifierである。仕様はと言えば、モノラル・アンプなので、ステレオでの使用時には勿論2台必要になる。前段のバッファー・アンプ部分や位相反転回路にはどうやら石が使われているようだが、電圧増幅には12AT7が2本、電力増幅にはKT-88が8本使用されている。モノラルなのに8本!?という贅沢な仕様となっている。

その中身であるが、KT-88をプッシュプル化したと思われるモジュールが4回路(4ブロック)で構成されており、前段に12AT7をそれぞれドライブとして割り当てている(12AT7は双三極管)。KT-88のプッシュプル・ブロックからの出力を1個のアウトプット・トランスへ入力している。これは言い換えれば、同社の限定製品であるMC2000や現行製品MC2102をモノラル接続仕様としたようなものだ。出力は300Wとオーディオ真空管アンプの類いでは稀な種類かもしれないが、それ相当のS/N比向上を狙ったのではないかと思われる。

ここまでくると、使用するスピーカーの能率にもよるかもしれないが、能率の比較的良くない現代のスピーカーも楽々とドライブ出来るだろう。しかし、300W出力ともなれば消費電力も相当なものになる。概算だが、300W出力ということは、能率を50%と仮定しても入力には600Wの電力が必要となるために、およそ6Aという電流が必要になる(ステレオ使用時には12A)。スペック(product_manual)を見ると100V仕様で6.6Aという値が掲載されているが、まあ一般家庭ではAC専用線を設置しない限り、これを2台使用してステレオで使いこなすにはちょっと難しいかもしれない。重量(質量)は、52.6Kg。梱包状態では63.9Kgとあり、いとも簡単に持ち運び出来る代物ではなさそうだ。

KT-88のプレートには、500VDCが供給されており、球のスペックとしては条件許容範囲内かもしれないが、真空管の寿命に影響を与えそうな印象を受けるが、これはあくまで個人的な意見。それにしても、何故、今更このような真空管アンプの発表なのか?という疑問がある。

国産のオーディオアンプ・メーカーも多くの真空管アンプを発表しているが、大手メーカーでは真空管アンプを発表しているのはTEAC”ESOTERIC”のA100という機種くらいのもの。以前は多くのメジャーなメーカーさんが複数の真空管アンプを製造し、その技や音、そしてデザイン等を競っていたが、今や完全な石の世界になってしまい、真空管アンプを製造販売している企業は極端に少ないのが寂しい限りだ。

2008年04月25日

Wadia 581

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【SACDで動作させた時のディスプレイ部分の表示】

音楽ソースも最近はSACDが登場し、使用しているCDプレーヤーではそれに対応していなかったために、今年になって導入を決意し、SACD対応のCDプレーヤーに交換した。使用した感じと言えば、流石に「Wadia」ということもあって再生音は申し分無い。試験的ではあるものの、プリアンプを介さず、CD出力をダイレクトにパワーアンプへ入力し聴くことも時々あるが、その方が音質的にはダイナミックさがより優秀で、JAZZライブ盤などはより臨場感に迫る感じすら受けるが、これも個人的な官能感覚によるもので、環境的な諸条件によっては、そうとは限らない場合もあるようだ。

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【全体像】

全体的には今まで継承してきたデザインやスタイルを変更することなく、違和感はまったく皆無。ブラックとシルバーの2種類の塗色による選択肢があったが、ブラックは高級感が漂い、貧疎な私には似合わないであろうということから、シルバーを選定した。シルバーと言いながらも、実際にはアルミ合金の筐体のようであり、結構厚みがあるようだ。国産のSACDプレーヤーを始めとし、各種のオーディオ製品はモデルチェンジの際に外観デザインまでも多くのメーカーが大きく変更してしまう。まあ、そうしないと旧製品との識別がつきにくく、斬新感が無いのではないか・・というメーカー側の思惑があるかもしれないが、ユーザーはすべてそうであるとは限らず、私もその中の一人であることは申し上げるまでも無いだろう。趣味・嗜好の世界だけに個々に考え方も違うことがあって、正解というものは皆無だけに、難しい世界・業界なのかもしれない。

これは何もオーディオを趣味とする方々だけでなく、カメラ及び写真撮影を趣味とする方々や業界にも通じるものがあると考えている。例えば、デジカメ派と銀塩フィルム派のようなもので、デジカメはオーディオで言い換えればCD等のデジタル録音されたものを再生し、楽しむ派でもあり、銀塩フィルム派はアナログレコードを再生し音楽を楽しむ派とよく似ているように感じているが、どちらをとってもそれは嗜好の違いであり、そこに「間違い」という理論は存在していないと勝手ながらも思っている。

2008年04月19日

McIntosh MC2102を検証

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【MC2102を正面から見る】

このPower-amplifierが発売されたのは確か2001年頃だったと記憶していますが、正確さには欠けるかもしれません。この製品のスペックはここで記載するまでもなく、メーカーさんのサイトを参照して戴ければと思います。このPower-amplifierは終段管にKT-88という英国生まれの真空管を搭載していることは前回のBLOGでも記載しましたが、今回はこのamplifierの回路について記載したいと思います。

終段管のKT-88はそれぞれが個別にUL(3結)接続され、パラレル形式のプッシュプル回路で構成されています。一般的な真空管アンプでは、plateから出力を得ているのですが、このアンプの回路構成はplateとcathodeから出力を得ているのが画期的と言えるかもしれません。それに加えて、多重帰還回路が構成されており、アウトプット・トランスが特殊な巻き線構造となっていて、plate帰還及びcathode帰還による巻き線回路が1次側に付いているようです。このような終段管とトランス設計が融和した回路設計により低い歪みやダンピングファクターを達成しているようです。

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【MC2102を上から見た様子】

このアンプへの入力は、プリアンプから平衡バランスケーブルを使用し、入力インピーダンス40KΩの確保を図っています。主な回路構成は、12AX7(ECC83)による入力増幅及び位相反転、そして12AT7(ECC81)によって電圧増幅と終段管ドライブを行い、片チャネルにKT-88を4本使用したパラレル・プッシュプル回路で出力100Wを達成しているようです。なお、終段管のKT-88はロシアのスベトラーナ(Svetlana)社から供給を受けていると聞いていますが、この企業はSロゴ及びCロゴに代表される2種類のブランドが存在しており、その殆どはSロゴのリフレクター工場等で製造される製品とのことですが、具体的な詳細事項については不明です。

2008年04月06日

Main-Amplifier

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【McIntosh MC2102】

以前、東京に居た頃、よく通った秋葉原の電気街も今ではすっかりその様相が変わってしまいました。珍しい部品等を目にすると、即座に、お金も無いのについ衝動買いしてしまったものです。最近は無線機やオーディオアンプ等を自作する人も減り、それにつられてか部品類は随分高価になってしまった感があります。特に電源トランスやアウトプットトランス等はニーズが少ないこともあって天井知らずの価格になっています。また、可変抵抗器を使用した通称”ボリーム”と呼ばれる部品も今ではロータリーエンコーダー方式が主流となり、パルスカウントで入力信号を制御するようになってしまいましたがこれも時代の流れなのでしょう。

普段の休日である土日に何もすることが無い時には好きなJAZZを聴いて楽しんでいます。本来ならば、その当時の機器で再生させるのが一番良い方法と言うのか、それが理想なのかもしれませんが、世の中、ビンテージブームということもあり、当時欲しかったオーディオ機器はいまだに中古になっても価格が崩壊しておらず、手が出せない状況です。そこで、最新の機器ではあるものの、真空管を使用したオーディオアンプを使ってはいるのですが、面白みが今一つ欠けるというか、聴くだけでは物足らない性格が邪魔をするのか、つい裏蓋を開けて弄くりたくなります。

このMcIntosh社のメインアンプは終段管にKT-88というイギリス生まれ(GECへOEM供給していたM-O Valve Co. Ltd.が最初と言われていますが、その真意は定かではありません)の真空管が片側で4本、ステレオなので8本使われ、パラレル・プッシュプル方式で動作し、100W+100Wの出力を得ています。ただ、今ではもう、そのGECというメーカーの球は無いというのか、皆無に近い状態にあり、仮にあったとしても大変高価なようです。その肝心の真空管はと言えば「Gold Monarch社」では無く、中国で委託製造され、アメリカで品質検査が行われ、それに合格した物だけがMcIntosh社のロゴを入れて搭載されているそうです。今から約25年くらい前だったと記憶していますが、同社のMC275というGold Monarch社のKT-88をPpで使用しているメインアンプの音をJBLのD44000、通称「Paragon」というスピーカーで聴いた時には、あまりの音の素晴らしさにショックを受けたことがあります。また、今でもそのMC275のオリジナルを所有し、使用している友人曰く、「Gold Lion(中国製)の球と差し替えて聴いてみると何だか音に軽はずみな点があり、好きでは無い」と断言しているくらいに真空管製造メーカーの違いによって性能の差が出ているようです。しかし、まあ、これは官能的なお話ですので、当事者本人がどう感じるのかは十人十色かもしれません。

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【MC2102を斜め上から見る】

以上のような事からも、この真空管の予備球が欲しくなるのですが、そう簡単に入手することは困難が予想されます。他のドライブ管も同様で、ECC83やECC82等のTELEFUNKEN社の球の入手も容易ではなさそうで、同社の製造装置を買い取ったユーゴスラビアのEi社が製造を続けていたのですが、大変残念なことに経営難から製造停止という状況に陥ってしまい、在庫品限りで販売は行われなくなるようです。

マニアックな方々だけに支持されている真空管の世界かもしれませんが、その種類や数が年を追う毎に減り、寂しくなっていくのが残念でなりません。ほのぼのとした真空管のヒーターの灯を見つつ、水割りを飲みながら聴くJAZZは最高なんですが・・・

2008年03月16日

真空管(Vacuum-tube)

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Raytheon社の真空管CK1006

今更、真空管なんて古い・・とおっしゃる方々が殆どかと思いますが、趣味のオーディオの世界では、この真空管がいまだに幅を利かせているというか、その音に魅了されているファンが多いのです。ところが残念ながら日本国内では一部の工業用真空管を除き、すでに製造をやめてしまった経緯があります。一方、諸外国(特に、中国、ロシアなど)ではまだ製造が行われており、それらがオーディオ用として電力増幅や電圧増幅に使用するために販売されています。

国産の真空管は優秀だったという声も少なくはないようで、過去に製造されたデットストックによる新品の真空管は高価な価格で今でも取引されています。

さて、これらの真空管を使い、好きな音楽を再生させようということで、次期メインアンプの構想を立てているのですが、まずは見た目も重要ということで、上の写真にあるような整流管を使い、ちょっと変わった真空管で実現させてやろうと考えています。真空管アンプの場合、使用する球にもよりますが、プレートには250Vから1,000V前後の直流を印加してやる必要があり、交流をトランスで昇圧し、それを整流しなければなりません。その整流には一般的にシリコンダイオードを使うことが多いのですが、それでは面白みが無く、やはり整流管を使いたがるのがマニアックなところかもしれません。

以前は、5AR4などの優秀な傍熱タイプの国産整流管がありました。個人的には5U4及びそれらの仲間になる直熱タイプの整流管はあまり好きではなく、突入電流(ラッシュ・カレント)等の影響を受けて真空管内部で放電し、整流してくれないことも多々経験したことから、整流管を使う場合には必ず傍熱タイプの双2極真空管(いわゆる全波整流回路方式)を採用しています。

今回採用しようと考えている「CK1006」という真空管(整流管)は、冷陰極管とも呼ばれ、ヒーターが不要な整流管で、動作時にはプレートが紫色というか、フジ色に輝く特性を持っている球です。(実験の様子がこのサイトで紹介されています)

また、以前テレビ東京のWBSで紹介された欧州では有名なオーディオテクネという会社さんが製造販売しているオーディオアンプの一部の機種にも採用されているようです。

この球の欠点というか短所として、ノイズの問題が取り沙汰され実験報告がされているようですが、この問題を解決するために、整流した後に、更にシリコンダイオードでリップルを除去してやる方法があり、それを整流回路に採用しようと考えています。ただ、一般的にあまり使用されていない球なので、その寿命も分らず、何時イカレテも良いためのポカヨケ的な発想です。

オーディオアンプは見た目も重要で、そのデザイン如何によってはつまらない物に見えてしまうことから、或る意味では非常に重要な要素であると個人的に考えている次第です。さて、電力増幅を何で行うか・・と考えたのですが、WE300Bは一般過ぎて面白くないということから、敢て今回はWE350Bを使用したアンプを作ってやろうと考えています。このWE350Bは米国のWestern electric社が過去に製造したビーム管で、現在ではもう製造されていない球です。これをUL接続で使用するか、はたまた、そのままビーム管として動作させるかは今後の課題です。更に、ドライブ管の選定もあるのですが、それぞれに供給するB電源もある程度は安定させてやる必要があり、これを定電圧放電管で実現し、オレンジ色に光る豪華絢爛な(派手過ぎかも?)アンプに仕立てようと目論んでいるのです。そんな部分はツエナー・ダイオードでも容易に実現出来るのですが、そこが面白いというか、素人的な発想かもしれません。



2008年02月09日

Integrated amplifier

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【Integrated amplifier McIntosh MA7000】

朝から小雪が舞っていたが、お昼近くになって本格的に降り出したようだ。それこそ「余寒」を肌で感じるような日かもしれない。今週の業務を整理し、メールをチェックしていたら新しいプリメインアンプがリリースされたことを知った。どれどれという貧乏人の「やじ馬根性」もあって、早速その仕様をチェック。

見た目はというと、何だかMCシリーズのメインアンプのようだ。しかも従来シリーズのMA6900と比較すると、その質量が約10Kgも増えている。トランスか、はたまた他のパーツか・・は分らないが、移動やセッティング時などに腰を痛めてしまいそうな重さかもしれない。

この手のアンプは比較的使いやすく、お気軽に家庭などでも使用することが出来るが、軽自動車の1台くらいは購入できてしまいそうなくらいにお値段がとても素晴らしいため、決してファミリー価格とは言えない。公式サイト等の発表によれば、米国で$7000.00。日本ではそれに加えて多種多様な金額がON(設定追加)されるために、標準販売価格が100万円前後になるかもしれないが、これはあくまで個人的な想定。

メーカーサイトの発表(一部を抜粋)によれば、
The new MA7000 stereo integrated amplifier is the largest and, at 250W per channel into 8, 4, and 2 ohms, the most powerful integrated amplifier McIntosh has ever offered.

It features an ultra-low distortion preamplifier section supports two balanced and four single-ended line-level inputs plus an ultra low-noise, high-gain phono stage that provides enough gain to accommodate medium to high-output MC cartridges in addition to MM cartridges. The amplifier includes two sets of switchable, balanced preamplifier outputs for easy system expansion. Also a 5-band equalizer on the front panel guarantees the range of adjustment necessary to extract the maximum sound quality from a wide variety of audio sources and software along with two wattmeters which provide visual recognition of amplifier status for an additional measure of protection.

ということで、今更MMやMCの対応は不要という方もいらっしゃるかもしれないが、レコードファンにとっては嬉しい機能かもしれない。能率の悪い大型のスピーカーシステムを駆動するにはちょっとパワー不足かもしれないが、音圧レベルの比較的高い95dB以上のスピーカーであれば問題は無いかもしれない。

また、従来どおりプリとメインのアンプ部分が切り離せる機能があり、自作の球アンプ等の駆動用としても重宝する。それに加えて外部機器へのパワーコントロール機能を装備しているために、このアンプのパワーのON/OFFと同期して他のオーディオ機器の電源コントロールが可能になっている。ただ、何故パワーコントロールに「1/8インチ」のステレオミニプラグを使用したのかがよく理解出来ない。通常で有ればモノラルプラグで十分機能は果たせるはず。

附属しているリモコンもテレビのリモコンのような多機能を有しているようで、CDのコントロールも可能となっているようだ。ただし、同社のCDプレーヤーを意図しているために、他社のCDプレーヤーの制御が可能か否かは不明。電源容量は100Vの商用ラインで8Aが要求されている。ただ、このメーカーの特徴として、スタンバイモードにおける待機電力が他社と比較しても少ないのがせめてもの救いかもしれない。

参考リンク
(1)米国のMcIntosh御本家サイト
http://www.mcintoshlabs.com/default.aspx

(2)株式会社マッキントッシュ・ジャパン
http://www.mcintoshlabs.jp/

(3)MA7000オーナーズマニュアル(PDFファイル)
http://www.mcintoshlabs.com/data/manuals/MA7000_Owners_Manual.pdf

2007年11月19日

試聴記

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Wadia 581 SACD/CD Player

知り合いのオーディオショップさんから試聴できるとの連絡を頂戴し、時間もあったことから、このCDプレーヤーを試聴しに出掛けた。ここ最近はSACDも結構出回るようになってきて、現在使用しているCDプレーヤーではそれに対応していないために、どんなものかな?・・という興味もあって以前から試聴してみたかったこともある。国産の機器も各社出揃っているが、国産の嫌いな側面として、すぐにモデルチェンジしてしまうことだろうか。それに比べ、諸外国のメーカーの製品はあまり外観モデルチェンジをすることも無く、中身だけを変えていくという個人的には好きな手法・スタイルなので、どうしてもそちらの方の選択肢に傾いてしまう傾向がある。

試聴に使用したプリ及びメインアンプ類はFM ACOUSTICSと呼ばれるスイスのメーカー、そしてスピーカーは現在使用している上位機種にあたるavantgarde MEZZOを使用した。

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【白いホーンが魅力的なavantgarde MEZZO】

聴いた感想としては、従来機種の861等と比べて、音域の広がりと奥行きに随分幅が出たという感じがする。音の濃さはピカイチで、これならばJAZZを好んで聴く私のような音楽嗜好の方々にはピッタリかもしれない。このワディアというメーカーは米国製ということもあって、どちらかと言えばクラシック音楽よりも、JAZZやBLUESが主流のお国柄故の特性が顕著に出ているという印象を受けた。

また、SACDの再生も何の問題も無く、トレイに挿入したCDを自動判別・識別し、それぞれに対応した動作をする。試聴に使用したソースは、88レーベルを主に聴いたが、どれも素晴らしい。また、ボーカルもその定位・音像がはっきりしていて、その場に居るような臨場感を味わうことが出来るのは申し上げるまでもないだろう。ただ、試聴に使用している各種の機器が超一流のハイエンド・オーディオ機器ということもあって、そのあたりのバランスも重要なのかもしれない。

2007年10月21日

Wadia 581

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待ちに待ったWadia 581の登場である。パンフレットによれば、次の内容が記載されている。

時領域プロセッシングによって音楽信号のナチュラリティーとダイナミックスを生き生きと表するワディア・デシタルオーディオ・プロダクツの最新鋭SACD/CDプレーヤーWadia581/581i。シンプルかつ濃密にSACD/CDの2チャンネル再生に徹したWadia581と、デジタル入出力をも装備して、96kHzハイサンプリング・デジタルソース入力にも対応するデジタルプリアンプ機能を付加した最新のディスクリート・スイフトカレントI/V回路SC-3Dを核とした最先端のD/Aデコーディングサーキットを搭載(以下省略)。

因に、価格は税抜きで、581が¥1,680,000、581iは¥1,950,000となっている。後継機としては現在、781及び781iの開発も進んでいるようなので、それらの登場ももうすぐかもしれない。しかし、オーディオ製品の価格がどうしてこんなに高価なんだろうか。ハンドメイドであれば、仕方の無いことかもしれないが・・・

(1)御本家のサイト
http://www.wadia.com/

(2)代理店のサイト
http://www.axiss.co.jp/index.html

さて、お話は変わるが、このところ夜になると急に肌寒くなり、軽快な服装では風邪を引きそうになってしまう。まだ仕事で着ているスーツは夏物だけど、そろそろ冬物にチェンジしなければならないかもしれない。それでも例年は12月までは何とか夏物スーツで対応し、コートで寒さを防いでいることも多い。今年は夏が暑く、しかも長く続いたために紅葉も地域によっては12月になってしまうなんて言われているが、どうなるだろう。

2007年09月22日

JBL Paragon DD44000

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【JBL Paragon(上に乗っているのはミニパラゴン)】

1957年に開発され、1983年まで製造販売されていたJBL社のパラゴン。まるで家具のようなスピーカーシステムだが、その音も素晴らしい。今では新品での入手は不可能となってしまったが、たまに中古市場に出てくることがある。しかし、そのお値段も素晴らしくて、とても購入することは出来ない。また、その大きさも尋常ではないことから、一般の家庭に置くにはちょっと無理がありそうだ。

最近はこのようなビンテージ・オーディオも流行しており、かつて入手出来なかった憧れの名器と呼ばれるオーディオ製品を入手し、聴き入っている方々も多いらしい・・。このようなスピーカーであれば、やはりアンプもそれなりのものを用意したいと個人的には考えてしまう。例えば、McIntoshのMC275あたりをメインにし、プリアンプにもそれなりの真空管を使用したS/N比の高いものが欲しいところだ。この写真はあるオーディオフェアで撮影したものだが、既に「売約済み」という札が付けられていたのにはちょっと驚いた。

こういった製品の良さというのは、もう入手することが出来ない材料(木材)が使われているところにあるそうで、内蔵されているスピーカー・ユニットは幾らでも修理・交換が可能だそうだ。それゆえに、丁重に扱えば100年や200年は使えることもあって、将来的には「お宝」になるかもしれない。日本のオーディオ製品は機能や性能が優秀であっても、すぐにモデルチェンジをしてしまうために、ユーザ各位にとっては面白く無いとでも言うか、愛着が湧かないのかもしれない。

こんなスピーカーシステムをリビングに置いて、輝く真空管を眺めながら往年の名曲を聴き、水割りでもチビチビと飲めば、ストレスなんぞ何処かへ飛んでいくだろう。

2007年09月09日

iPod touch

Apple Store(Japan)

iPodの新しい機種が出るらしい・・・。見掛けは既に米国では販売されている携帯電話(iPhone)の筐体そっくりのようだ。機能もそこそこあるようだけれど、やっぱりここまで来ると携帯電話機能も欲しくなる。サイトでのデモを見ていると確かに便利そうなんだけれど、単に音楽を聴くというだけなら従来のiPodでも十分に事足りるのでは?とも思ってしまうが、新しい機種を買えない貧乏人の僻みなのかもしれない。

仕様を見ると、ネットへの接続はWi-Fi (ワイファイ)方式で行うようだ。これは既に各種のゲーム機にも採用されている方式でもあり、後はアクセス・ポイントが気になるところだ。PDA端末としても使えることから、ビジネスでの利用面における機能についても充実されることを期待している。

2007年09月07日

ノイズ・雑音との戦い

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【アバンギャルドのスピーカー】

スピーカーの設置を終えて、慣らし運転とばかりにランダムにCDを試聴し終えた矢先のことだった。このスピーカーは、通常の状態では待機電流がスピーカーのサブ・ウーハー駆動のためのアンプに流れており、使用しなくてもある程度の電力(約15W:片ch)を消費している。そんな中にあって、キッチンの蛍光灯のスイッチを切った時に、スピーカーから「ボコッ!」という割と小さな音がした。いろいろ他の条件で試してみると、どうやらシーリング・ファンの電源オフ時にも反応するようだ。そこで、購入したオーディオ屋さんに相談したら、「これ(電源フィルタの一種のようなもの)を付けて、電源を一元化してみてはどうか」ということで、早速試してみた。しかし、蛍光灯等の電源オフ時における雑音の混入は収まったものの、位相を変えたりしてもモータ系の電源オフ時の雑音混入は止まらないようだ。

そこで、蛍光灯等の照明やモータ系の電源ラインにフェライトコアを使用して、雑音(パルス)を減衰させたり、それらの電源SWにパルスを吸収させるためのコンデンサを並列接続しようと考えたが、まずはAC電源にどのようなパルスや雑音が乗っかってきているのかを観測というか、測定してみた。

通常の状態でも汚い、しかも多種多様な雑音源ともなり兼ねないようなものが商用電源には混じっている。これではクリーンなAC電源にするのはとても困難なようだ。本来は専用線を引っぱると良いのだそうだが、そこまでの根性やお金も無い。そこで、最悪のことを考えて、このスピーカーの機能の一部でもある、リモートによるサブウーハーのアンプ部分の電源のオン/オフを、駆動アンプの電源のオン/オフと同期させることで、待機電力の削減も兼ねて”一石二鳥”という方法で行うことにした。

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【スピーカーの背面にあるサブウーハーのアンプ制御用の端子(緑色の部分)】

その方法としては、駆動しているアンプ(MA6800)の電源スイッチと同期してオンになるアンプの背面コンセントに、小型のDC電源を接続し、アンプが起動されると背面に接続した小型DC電源もオンになり、その出力電圧をサブウーハーの緑色の端子に印加することにより、サブウーハーのアンプを立ち上げる、すなわちオンにするという方法だ。これで、普段使用しない時には雑音による嫌なというか、無駄な「ボコッ!」という音は無くなる。

問題は、この端子の電源供給プラグが附属していないことだ。普通なら附属していてもおかしくはないのだが、やはり外国製品っていうのはこんなものなんだろうか?いや、最近は国産の製品でもこういうことはあるかもしれない。しかも、そのプラグの仕様についても取説やメーカーのサイト等には何の説明もされていないという不親切ぶり。恐らくは標準的なDCプラグ(3.5mmのモノラル仕様プラグ)で解決するのであろうと思われる(想像する)が、それにしてもここまでメーカーが手抜きをするとは全く以て酷いもの。

そんなこんなで設置してからもあれこれと問題が出てくる。もし、同型の製品を使っていらっしゃる方が居たとすれば、静かな環境の中で一度確認されることをお勧めする。

2007年09月02日

Avantgarde Acoustic

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Avantgarde Acoustic社のスピーカー(重さは68kg:1台)】

あれこれ迷っていたスピーカーの選定だけど、やっぱりホーンの魅力は捨てがたいし、何度試聴しても他社のスピーカーよりは抜群に解像度とでもいうのか、メリハリがはっきりしていたのでこの「アバンギャルド」に決めた。ドイツ製ということもあってか、造りはゴツイがこの全帯域をカバーしているホーンが何と言っても魅力的だ。ホーンのABS樹脂の塗色は敢て無難なこの色にしたが、欧州車種の色番号を指定することで、その色に仕上げてくれる有償サービスもある。

さて、音は?と言えば、まだ新しいので慣らし運転というか、そのエージングに40時間を必要とすると取説には記載してあるので、毎週日曜日に2時間聴いたとしても最低5ヶ月は掛かる計算になる。仕事の関係もあって、毎週日曜日にそんなに優雅に聴いている時間はとれないので、やはり1年くらいかかってしまうのかもしれない。それでも幾つかのCDをチョイスして聴いてみたが、以前使用していたJBLとは比較にならないほど、音像というのか、定位がはっきりし、非常にバランスが良い。特筆すべきは、ボーカルの再生音が素晴らしい・・・と主観的ではあるがそう思っている。しかし、指向性の強いスピーカーであることも否めないようだ。

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【スピーカーの背面はこんな具合になってる】

このスピーカーはサブ・ウーハー用のアンプを内蔵していることから別途AC電源が必要になる。無信号時に1台で約15Wを消費するので、ペアでは30Wにもなり、目を瞑っていられる待機電力ではない。音圧レベルは、約104dBと高感度なので、大出力アンプは必要ない。今、手持ちのMcIntosh MA6800でドライブしているが、何のパワー不足も感じないというのが率直な感想だ。低音は”ドン・ドン”という「これが低音です」というような態とらしい音では無く、品のある爽やかで歯切れの良い低音を再生する。これらのカットオフ周波数は背面のスイッチやボリュームでその周波数帯域を可変することが可能となっている。このような拘りとでもいうのか、やはりそれらの点が流石ドイツ製とでも言うものなのかもしれない。

また、欧州のスピーカーを選定したもう一つの理由に、厳しい環境法規制等をクリアしている製品であることが挙げられる。所詮は趣味・道楽の世界ではあるものの、有害物質が使用されているようなスピーカーを誰だって家の中には置きたく無いだろう。

なお、所謂、ビンテージと呼ばれるオーディオ機器類については、PSEでは免除される機器があるが、それはこの表に示されている機器だけが該当する(常に更新されるので注意)。

販売については、PSE特別承認制度があり、経済産業省(地域の経済産業局)の承認が必要になる。従って、販売店等にはこの承認を受け、この文書を店舗の見える場所に公示・掲示しておく義務があるが、ウエッブサイトのような通信販売の場合には、それらをサイトに表示記載していない場合も多いので、地域の経済産業局に確認する必要がある。

【参考】
電気用品安全法のページ(経済産業省)

2007年08月22日

DVD(part2)

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【猫もこの暑さでぐったり(死んでいるわけではありません)】

どうも調子がおかしい・・ということでメーカーのエンジニアの方にお越し戴いて、様子を見てもらった。DVD再生の方もどうやら媒体の構成に問題がありそうだ。まあ、それはともかくとして、観たい番組が深夜や平日の昼間に放映されることも多く、Blu-rayでTV番組を予約録画しておくことが増えてきた。

仕事が終わり、帰宅してそれを再生し観るが、あれっ?ということが起こってしまった。それは録画したTV番組の映像と音声が一致しないのだ。ある人物が司会をしている場面では所謂”クチパク状態”とでも言うのか、画面でしゃべっているのと、その音声が一致しない現象が発生し、頭を悩ましている。画面と比較すると音声が約1秒から2秒くらい遅れて再生される。こんな不思議な現象を経験したことは過去には一度もなかった。

最近のテレビ及び周辺機器等の接続はHDMI(High-Definition Multimedia Interface)及びiLINK方式なので、これも技術者泣かせのようだ。しかもシステム的な影響やバージョンも考慮しなければならないことから、同じ条件下での検証が要求されることになる。お越し戴いたメーカーのエンジニアの方に録画した問題のBlu-rayディスクをお渡しして、検証をお願いした。さて、どのような結果が出てくるのだろうか・・・。

お話は変わるが、シャープが次世代テレビを発表した。52型で重さが25kg、厚さは20mmという驚きのスペックだ。SEDや有機ELが取り沙汰されているが、これは液晶方式らしい。

2007年08月04日

DVD

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【猫も夏バテでこの有り様】

新しい音楽ソースはないか?と、某CD販売店へ出掛ける前に、Swing-journalというJAZZ関係の雑誌を見ていて、これは面白そうだな〜と思った音楽DVDがあったので、それをお目当てに出掛けた。そして、お目当てのDVDを探し出して早速購入。それで意気揚々と帰宅し、早速視聴ということになった。なるほど、往年のキャリアを思わせる感じでゲストもなかなかのもの。そんな感じで水割りを飲みながら観ていた時に、思わず目を見張ってしまった。

このDVD、2層式であることは当然承知の上で観ていたが、トラックの切替え部分でDVD固有の初期画面(メニュー選択)に戻ってしまう。おかしいな・・と思い、再度試しても結果は同じだった。そこで、早速とでもいうか、このDVDの発売元へ問い合わせてみた。その返事としては、「もしかすると細かな傷のために誤動作しているのかもしれないが、その前に使用しているDVD機器のメーカーの見解や使用機器等も教えて欲しい」との要望があり、そこで早速使用しているDVD機器メーカーへも問い合わせてみた。メールで打診したのであるが、即日電話を頂き、対応としては好感が持てる。

まあ、こうなると「故障分離」ということで、問い合わせた以上は早々に身を引くことは出来ないので、最後までお付き合いしなければならない。ちょっとしたトラブルなのかもしれないが、ハードメーカーの対応は素早い。これは何かあるかも・・・と思いながらも内心はDVDに細かな傷があって欲しいと願うばかりだ。さて、この結末はまたの機会に御報告することにしよう。

因に購入した当該音楽DVDは次のようなもの。
「Chuck Berry HAIL! HAIL! ROCK'N'ROLL」
1986年10月16日にセントルイスのフォックスシアターで開催された彼の60歳になるBirthdayコンサート風景で、ゲストとしてはエリック・クラプトン、ロバート・クレイ、リンダ・ロンシュタット、エタ・ジェイムス、ジュリアン・レノン等が参加しているアルバム。感想は?と言えば、さすが大御所であることを感じさせる。これをプロデュースしているキース・リチャード(元ローリングストーンズだったと記憶している)のインタビューを観ると、やはり翔んでる感じがしたのは申し上げるまでもないだろう。

2007年07月30日

SACD

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【現在使用しているBlu-raydisk(AQUOS BD-HP1)】

発表されたのは確か8年くらい前だったと記憶しているが、その時はまだ先の話だな〜と思っていた。しかし、最近のCDは好きな分野でもあるJAZZのその多くがSACD(Super Audio CD)と呼ばれるものも発売されるようになってきた。しかし、再生する機器がそれに対応していないこともあって、その長所が分らないのが実態だ。

方式はそんなに難しい理屈ではなく、DSD(Direct Stream Digital)と呼ばれ、従来のPCM方式による所謂音源の「間引き」が無いために音源を忠実に録音/再生することが可能となった。しかし、欠点(セキュリティの関係上)もあって、iPod等に入れるためにパソコンのHDに一時保管することはどうやら出来ないようだ。

テレビが2011年に地上波デジタルテレビ放送(総務省)に完全に移行し、CDもこのような音源に変わっていく。しかし、一部の音楽CD再生機器では、まだその対応が出来ていなかったり、叉はバグがあるために動作が不安定な場合もあるようだ。また、2層式のDVDもその一部のソフトにおかしな製品がある。1層目と2層目の切替えが上手くいかずに、切替え時に初期画面に戻ってしまうという不具合製品も多々あると聞く。技術の進歩は早いがソフト・ハード面で何れかが片手落ちとなっている部分が目立ってきているな・・と思うのは私だけだろうか。

2007年07月24日

WADIA830

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【今も現用機として活躍するWADIA 830】

もう7〜8年前になろうか、TEACのVRDS方式CDプレーヤーからこれに変えた。もう今ではその姿を見掛けることもめっきり少なくなり、この機種はWadia301へ、そしてWadia302と変化していったが、それは目で追いかけているだけで、金銭的にとても手が出せる状況ではなかった。

この機種の特徴というのは、CDをセットする時に表面(ラベルでは無い方)を上面にしてセットすることくらいだろうか。デジタル出力が2系統あるのでそれなりにDAC等を接続して変化を楽しめるのかもしれないが、まだその領域には達していない。そろそろオーバーホールの時期でもあり、オーディオ屋さんに相談しようと考えているが、それならば思い切って新しいのを・・・という邪悪な考えというのか、悪魔の囁きが頭の中の遠くの方から聞こえてくる(笑)。

最近になって、Wadia581及びWadia781(これはcoming soonらしい)等が続々と登場しているが、一体どのような音を再生してくれるのかとても興味がある。

・WADIAの御本家サイト
http://www.wadia.com/

その前にラックを何とかしなければならない。今使っているのはちょっと背が高く圧迫感があるので、出来る限り背の低いラックが欲しい。しかも、重いプリメインアンプを支えることの出来るもので、ガラス製のラックが・・・と検索していたら、
http://www.denon.co.jp/products2/musictools.html
こんなのを見つけました。しかし、高いですね〜。

2007年07月14日

JBL 4344 or JBL 4348

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【昨年入手した書籍を読んでは・・・】

スピーカーの選定というのは難しい。もう新品では入手不可能となったJBL 4344(叉は4344MK2)を中古で入手しようか、はたまた新しいタイプのJBL 4348にしようか・・・悩ましい。オーディオ屋さんには一応それらしき出物があったら連絡してもらうようにお話してあるが、そう簡単に出てくるような代物ではなさそうだ。しかも、中古という条件下では程度にもよるだろう。ネットで検索すると、4343は日本で大ヒット(バカ売れ)しただけに、中古市場でも相当数出ているが程度を判断するにはやはり現物を見なければ納得出来ない。

しかも、前オーナーが分らないようでは、どのようなチューニング(Burn-in)が行われているのかも不明で、安易に手を出すには気が引ける。

仕事の帰りに何度か数軒のオーディオ屋さんへ立ち寄り、4348の音を試聴・確認しているが、中にはスピーカー内部にセットしてある006P電池(常時、ネットワーク回路のキャパシターにDC-biasを印可)がその役目を果たしていないのでは?と感じることもある。

友人が所有するALTECのA5というスピーカー・システムの音を何度か聴いたことがあるが、確かに音はいい。彼は2A3ppや300Bを使った自作アンプで駆動しているが、音圧レベルが100dBを超えることもあって、使いやすいと言っていた。しかし、あんなデカイものを部屋に設置することは抵抗があるし、ALTEC自体、使ったことが無いのでそのノウハウすら分らないと言うのが本音。たまにA5やA7が中古で販売されているのを見掛けるが、塗装も一部がはげ落ちていて、見るも無残な姿となっているのが残念だ。

2007年07月08日

MA6800

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【McIntosh MA6800のパネルの一部】

購入してからかれこれ12年くらいになるこのMA6800。当時はMcIntoshが初めてアウトプット・トランスを搭載したプリメインアンプということで話題になった。しかも、価格が入手可能なギリギリの範囲であったために思い切って購入した。このアンプはアウトプット・トランスを搭載していることもあって、見掛けによらず重い(重量というか質量は取説によれば約30kg)。

ある筋のお話によれば、同社のC36(プリアンプ)とMC7150(パワーアンプ)を合体させたそうで、背面のスイッチひとつでプリとパワーの使い分けが可能となっている。

ここ最近は、仕事が忙しく落ち着いて聴いている時間も無かったが、それでも日曜日の暇な時間をみつけてはお気に入りのCDを聴いている。元々、JazzやBluesが好きなだけに、CDもあれこれ多方面に触手を伸ばしているが、主なコレクションの傾向としてはやはりLive盤が多い。中でも個人的に傑作だな〜と思っている1965年にライブ録音されたこの1枚。

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【CDタイトルは「On Fire」:Barney Kessel】

以前、入手したCDでもあり、現在はこのCDが市販されているかどうかは分らない。これだけ以前のものともなると、やはり当時のソース(LP盤叉はSP盤)で聴きたくなる。しかし、EMT等のアナログ・プレイヤーは手が届かないし、それに付随してトーン・アームやMM叉はMCカートリッジも欲しいな〜と思う物は大変高価なので諦めている。

このCD等を持って、あるオーディオ屋さんへ行き、そこで最近発売になったMcIntoshの真空管プリメインアンプ(MA2275)にAvantgarde(アバンギャルド)のスピーカーNANO(定価:2,100,000円「ペア価格」)を繋いで聴いた時には卒倒しそうになるくらい見事な再生音で、今使っているシステムは何?・・・って思わずため息が出てしまった。MA2275と言えば、あの有名なMC275とC22を合体したような回路構成・構造だそうだが、そのお値段(定価:945,000円)も素晴らしい。「地獄の沙汰も金次第」とは言うものの、オーディオの世界もやはりそうなのか・・と貧乏人には現世でも辛〜い世界。

そのAvantgardeというホーン型のスピーカー、実は電源が必要。これはウーハー用にパワーアンプを内蔵しているためだ。

・Avantgardeの詳細ページ
http://www.teac.co.jp/av/import/avant/nano.html

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【オーディオラックに収まっているMA6800】
このアンプが何時まで現役となるのかは分らないが、当面はスピーカーの世代交代が必要なようだ。

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2007年07月01日

McintoshとJBL

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【音楽を愛する方々のためのMcIntoshという書籍(英文)の表紙】

蒸し暑い日曜日、所用があって会社に立ち寄り、残作業を済ませた後に、久々にオーディオショップ巡りへ出掛けた。以前から欲しいと思っているスピーカーを探すためだ。今ではもう販売されていないが、是非一度、JBLの4344を使ってみたい。それを入手するためには中古しか方法がないので、根気よく探すしか手が無い。

1982年くらいから発売になったJBLのスピーカー(スタジオ。モニタ機種)でもあり、バブル絶頂期には飛ぶように売れた(オーディオ・ショップの店長さんの談話)らしい。しかし、その当時はお金が無くて買えなかった。現在では、その後継機種として4348というモニタがあるが、スピーカーのエッジがラバーということもあってか、再生音が個人的には気に入らない。

・ハーマンインターナショナル
http://www.harman-japan.co.jp/

・JBL御本家
http://www.jbl.com/

ネットで検索しても、やはり実物を見て確認しないと納得して購入・入手することにはやはり不安もある。そうかと言って、遠くのお店まで見に行くことはちょっと面倒でもあるし、お金も掛かる。そんなことから、名古屋市内にあるオーディオ屋さんを数軒見て廻ったが、該当する機種は1台も無かった。しかし、「かなりの数が出回っていることから、そのうち出てくるので暫くお待ち下さい」というのがお店の方の返事というか意見。焦って入手するのも考えものなので、ここはじっくりと待つことにした。

自宅に戻って、汗を流した後、写真にある書籍を読んでいたが、さすがにMcIntoshというか、長い歴史がその優秀さを物語っているようだ。ファクトリーにおける製造ラインも紹介されているが、ハンドメイドという付加価値が音への拘りに繋がっているのかもしれない。以前、初期型のMC-275を一時期使ったことがあるが、ダイナミックな再生音には驚いたことがある。やはりアウトプット・トランスに何らかの秘密とでも言うか、ノウハウがあるのだろうか・・なんて思った次第だ。

・McIntosh
http://www.mcintoshlabs.com/

このMcIntosh社のマークというかロゴを見て、ついつい、IATFのロゴ・マークを連想してしまう私は、ある意味で病気なのかもしれない(笑)。

2007年05月03日

Vacuum-tube

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Western Electric社製300B】


毎年この季節になると思い出すことがある。小学生の頃だったか、御近所に商店を営む方がいらっしゃって、その息子さん(結構いいお年だった)が私を結構可愛がってくれていた。ある日、その方からゲルマニウムダイオードとトランジスタを戴いたことがある。当時、トランジスタと言えば高嶺の花というか、まだそれが何か分かりもしない年齢だったこともあって、「これは何ですか?」とダイオードについて聞いたところ、それでラジオが聴けるんだよと教えてくれた。

ダイオードは確か”1N34”、そしてトランジスタは東京通信工業社製の”2T12”だったと記憶している。東京通信工業と言えば、現在のSONYであることは多くの方々が御存知かと思う。それらのデバイスは勿論使い古しの物ではあったが、小学生の私にとっては一種の「お宝」のような存在だった。フェライト・バーにエナメル線を巻いてバリコンと共に板の上にセットしてもらい、そこにダイオードを接続して、クリスタルイヤホンを繋ぎ、大きなバリコンを廻すと微かにラジオ放送が聞こえてきたのを今でも覚えている。当時は電池も何も無い状態で何故ラジオが聞こえるのか不思議で仕方が無かった。

その商店を営む方の裏庭には高いポール(今から思えば竹竿?)が約20mの距離をおいて2本立っており、その内の1本に鯉のぼりが取り付けられていた。しかし、そのポールは鯉のぼりを取り付けるためにあるのでは無く、アンテナだった。その方の御自宅の縁側廊下の突き当たりには机が置かれ、そこには銀色に輝くアルミのパネルに把手がついた通信機器と思われる物が整然と並んでいた。そして、机の片隅に”JA2○○(○○はアルファベット)”と書かれたプレートや私の頭くらいの大きさがある真空管が飾ってあったのを記憶している。

後になって、その方は後継者としてお店を拡張移転することになり、もう不要なのでということで「9R-59」という春日無線{TRIO}製(現在のケンウッド社)の受信機を貰った。暫くはラジオ代わりに使っていたが、当時の私にはまだその価値観も何も分らなかった。しかし、内部で光り輝く真空管には大いに興味を持った。そうこうしている内に中学生になり、色気も出てきた頃、友人がアマチュア無線の免許を取るということでその話に乗って一緒に受けにいった。合格はしたものの、どうしていいのかも分らず、そのまま暫くは放置。

高校生になった頃、やっとその価値が分ってきて、中古の807、6JS6や6146B等の球を使ってあれこれ送信機を製作したり、かき集めた古い球(ST管やGT管)や部品で高一中二(高周波1段増幅及び中間周波2段増幅回路)の受信機を製作したりしたが、IFTやコイルパック等を新たに買うにはやはりお金が必要なので、ある意味諦めて、上級免許だけにチャレンジし、何とか合格を果たした。そんな頃、友人が学校に持ってきて読んでいたのが「ラジオの製作」、「初歩のラジオ」、「無線と実験」という今から思えば相当マニアックな月刊誌だった。お昼休みに見せてもらったが、その内容は「初歩」どころか、大変難しい・・というのが第一印象だった。それでも見様見まねでアルミのシャーシを買ってきてはシャーシー・パンチやハンドドリルで穴開けをし、廃物屋さんで貰ってきたテレビに使われている電源トランスを使ってあれこれ工作した。お陰でハンダ付けだけは人一倍上手くなったのかもしれない。

そうこうしているうちに、興味もあって工学部へ進み、そして某企業へ就職。そんな中、真空管の魅力に取り憑かれて幾つかオーディオアンプ(パワーアンプ)やセラミックチューブの高周波リニアを作ってきたが、高周波は諦め、オーディオだけに特化したその趣味は今でも続いている。しかし、誰でもそうかもしれないが仕事が多忙ということもあり、落ち着いてそれに集中することは出来ないでいるが、それでも日々コツコツと部品集めに終始している。

最近になって製造が再開されたWestern Electric社製の「WE300B」をPPとしてA級動作させるアンプを造ろうと企んでいる。以前はペアチューブの存在は皆無だったが、同社がAlabama州のHuntsvilleに製造工場を移転し、新たにペアチューブの製造販売を開始したことはお好きな方々であれば御存知かもしれない。ただ、お値段も結構するのでおいそれと購入することは出来ないが、やはり本物を使いたい。最近はロシアや中国製の真空管が数多く出回っているが、品質という面では本物には到底かなわないと主観的ではあるけれど、経験からそう考えている。

以前、この300Bをシングルで動作させたアンプを製作したことがあるが、そのバイアス電圧調整に苦労した経験がある。また前段増幅回路もすべて三極管を採用し、B電源回路には整流管(WE422A)を使用した。それらに加えて配線素材にはOFC(Oxygen - Free Copper)を採用し、ちょっとだけマニアックな物としたが音質は個人的に納得出来るものでは無く、やはりトランス結合回路としなければならないようだと反省。因にこの時のOutput-transformerのimpedanceは3.5kΩに設定し、タムラ製作所のトランスを採用した。それはもう私の手元には無く、友人宅でALTEC LANSINGのA5を堂々と駆動している。

今後は仕事(本業)の合間をぬって、製作場面を写真などで御紹介していきたいと思う。本業はサービス業なのに、個人的な趣味としては「ひとり製造業(製品を販売しているわけではありません)」かもしれないが、このギャップがあるから面白いのかもしれない。しかし、各種検査測定機器を定期的に校正に出してしている訳では無く、デジボルで簡易校正するのみ。oscilloscopeやtube-tester(真空管試験器:AVO社CT-160)も年代物となってしまっているので、一度大掛かりな改修整備を行う必要があるが、各種のパーツが入手困難な状況にあり、困り果てているのが現状なんです。

【参考】
基礎から知りたいという方向けのサイト
・私のアンプ設計マニュアル
http://home.highway.ne.jp/teddy/tubes/tips/tips0.htm

・回路図を作成するときに使用しているのが、下記のサイトで無料配布されている回路図エディタ。
http://www.kitanosawa.com/hp_hd_html/hd_menu.html
これはなかなか使える。ただし、回路上の設定数値を計算してくれるわけでは無いので、関数電卓叉はパソコン・ソフト等を使って解決する必要がある。なお、一部の回路設計については便利なツールが下記のサイトで案内されているので、参考にされると良いかもしれない。

・回路屋さんのホームページ
http://www.michinoku.ne.jp/~tsasaki8/

・xfig
http://homepage3.nifty.com/tsato/xfig/index.html

・ Simple Electronics Library
http://www.geocities.com/eqys/simple/simple.html

・その他、SPICE関連
http://eportal.apexmicrotech.com/mainsite/design/pages/design_software.asp
http://www.polyfet.com/files.htm
http://www.analog.com/intl/japan/designCenter/index.html

・高周波関連
http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/index.htm

・球のピン配列検索及び各種データの閲覧が可能なデータベースソフト
http://www.duncanamps.com/tdslpe/