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2008年08月29日

豪雨の悪夢が再び

昨日(8/28)木曜日の夕方くらいから雨が本格的に降り出し、雷鳴も時々聞かれました。そして、午後21:00前くらいからは滝のような猛烈な雨とあちこちへの落雷が続くようになり、名古屋市内の繁華街はあっという間に冠水状態になってしまい、道路上には自家用車やタクシーがそのまま放置されていました。運転していた方々はきっと恐怖だったことと思います。地下にあるお店は勿論ですが、道路沿いにあるコンビニも、またマンション等の地下駐車場に停めてある車(高級車が多かったようです)も水没です。これは2000年9月に起こった東海豪雨と全く同じ状況です。

私はその東海豪雨を経験、体験しているので、気象庁のレーダー降水ナウキャストと中部電力の雷情報サイト、そして国土交通省のリアルタイムレーダーのサイトを交互に見ながら、もしかすると大変なことになりはしないか・・と独りで気を揉んでいたのですが、案の定そのとおりになってしまいました。愛知県岡崎市では146ミリという観測史上始って以来の豪雨を記録し、河川が氾濫して多くの住宅等が床上や床下浸水の被害に遭われ、死亡者まで出てしまうという惨事が起きてしまいました。

今回の豪雨で災害・被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

2000年9月の東海豪雨の当日は、ちょうど御支援先の企業様(岐阜県)へお伺いしていたのですが、業務が終了する午後17:00くらいまではそんなに雨が降っているとはよもや思いませんでした。しかし、最寄りの駅まで辿り着くと、すでにJRは雨量規制値を超えたということで止まっていて、そこで足止め状態。仕方なしにタクシーで帰社したのですが、ちょうどその時が災害発生時の直後だったようで、その道すがらには暗い中、大変な光景が広がっていたことを今でもはっきりと覚えています。

今回の豪雨で弊社が入居している建物も一部冠水しましたが、エレベータが止まった程度で済み、大きな被害はありませんでした。しかし、ビル全体の通信回線等が格納された制御盤が水没し、内蔵されている回線用高周波アンプやバッファー類が回路ショートで故障。おかげで半日はネットに接続出来ないという事態になってしまいましたが、応急手当で間もなく復帰。最初は落雷による影響、被害かと思いましたが、SPD(Surge Protection(叉は、Protective) Device)等を全ての電源回路及び端末機器の入出力終端回線に入れてあるので、その可能性は無い、叉は低いだろうと予測していました。

余談ですが、このSPDにはギャップ方式とバリスタ方式等があり、それぞれに異なる特性を持っているので、使用する場所や機器等に応じて適切に使い分ける必要があります。これらの規格については、JIS C 0367シリーズやJIS C 5381シリーズ等がありますので御参考まで。

2008年05月25日

NGN(Next Generation Network)

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【麦秋の頃の南房総の夕暮れ】

今年になって、いよいよNGN(Next Generation Network)のサービスが開始されたことは多くの方々も既に御存知のことだろうと思う。NTTさんからは「フレッツ光ネクスト」というサービスで提供されることになるが、計画によれば、幅広く全国各地に行き渡るには2012年までかかるらしい。以前というか、かなり前にISDN(INS64及びINS1500)の研究及び通信機器への導入に関係した仕事を経験したことがあり、当時NTTさんで発売されていた分厚い技術仕様書を読んで、あれこれ勉強したのがつい先日のように思えてならない。しかし、それと比較して技術の進歩は格段に速いようだ。このNGN方式は、通信の標準化取りまとめ機関である「ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)」が標準化を行っている。

このNGNの特徴はと言えば、「SIP(Session Initiation Protocol)」と呼ばれる方式・手順を用いて回線設定を行うことにあり、このメリットとして「QoS(Quality of Service)」の保証が可能となる点があり(但し、インターネット・サービスにおけるQoS保証は無いらしい・・)、他にも固有の特徴があるが、身近な部分で言えば、回線設定がなされていな相手からのパケット等は受信しないために、それなりのSecurity確保が保たれることになる。

このSIPでは、「SIP URI (Uniform Resource Identifier)」と呼ばれる電話番号に相当する識別子があり、例えば弊社の番号(本メールアドレスは存在しません)であれば、sip:inform@takeuchi-isoiso.jpというような先頭にsipという識別子が付与されることになる。この識別子で、特定の、叉はグループを識別することが可能になるが、分かりやすく言えば、会社の代表電話番号のようなものになる。

弊社でも新たな通信手段として、テレビ会議をこのNGNサービスで設定し、各種の情報提供を行っていくことも検討しているが、まだちょっと先のお話になるのかもしれない。しかしまあ勉強しなければならないことが多すぎる世の中になってしまったようで、寝ている時間も日増しに減っていくような気がしてならないのは私だけ?だろうか。

余談ではあるが、審査や支援業務等で地方へ出掛けると、まだネット環境そのものが整備されていないビジネス・ホテル等も多く、連絡や情報収集に窮することもある。最悪の場合には携帯電話すら通じない場所だってある。そのような点からも、インフラ整備でも地方への優先的な配慮が必要なのかもしれない。

2008年01月07日

本日より始動

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Maldives環礁にて

お正月のお休みを旅行や故郷等で過ごされた方々もいらっしゃるかと思います。今日から仕事始めという方々も多いようで、長期間のお休みが続き、職場に戻って最初に行うことはやはりメールの受信と整理と言う方々も多いのでは?と思います。休みが長かった分、迷惑メールも大量に届いていることが多く、これらを処分するだけでも一仕事のようです。以前は弊社・小職も同様な悩みに困り果てておりましたが、迷惑メールやスパムメールをメールサーバーで拒否する仕掛けを組込んだことにより、その量がめっきり減少しました。

それはさておき、今年はISO9001規格等の改訂が行われる年でもありますが、それよりも重要なことは、「形骸化」に関する問題です。昨年、多くの組織で行われた「偽装」は各種のマネジメントシステムにおける認証取得の信頼性をも揺るがされかねない状況になってしまい、第三者認証の在り方についても疑問視される声が挙っていました。第三者認証を行う審査登録機関にあっては、法的権限を有してはいない(与えられていない)こともあって、認証取得先組織に対する指導も限られた範囲に留まってしまうことから、何らかの仕組が必要では?と個人的には考えています。

そもそも何故マネジメントシステムが「形骸化」するのかと言えば、当該マネジメントシステムが組織の上辺だけのシステムとなっていることが多く、マネジメントシステムが業務活動の中で反映されず、また、それらに溶け込んでいないために、形骸化してしまうケースが多いように見受けられます。また、継続的改善も何も成されていない組織も多く、各種の規制や顧客要求をクリアするための条件としてのみ、マネジメントシステムの認証を受けている組織も少なくはないようです。

このような形骸化の根幹・原因の中には、経営者の放漫(手抜き)も存在しています。本来ならば、定期的なマネジメントレビューを経営者が主体となって実施しなければならないのですが、それがどうやら疎かになってしまい、いつの間にか議事録だけでマネジメントレビューを終了させてしまっている組織も存在していると聞き及んでいます。

仮に、現在既に形骸化してしまった各種のマネジメントシステムが存在しているとしたら、今年はそれを組織としてもう一度見直す良いチャンスかもしれません。無理に維持しようとするのであれば、最初から各種のマネジメントシステムを組織で無理に構築する必要は無いと思われます。継続的改善を行いながら組織を継続的に発展させていくのであれば、各種のマネジメントシステムの構築・運用・管理こそ経営者各位様にとっては有効な手段(ツール)の中のひとつになるでしょう。