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2008年11月30日

ISO9001:2008規格への移行

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【ISO9001認証取得御支援に対し、弊社が組織各位様へ御提供している文書】

このところ、朝夕の通勤時にはコートが必要なくらいに寒さを感じることも多く、まさに晩秋を迎えています。そんな中、インド・ムンバイにおける無差別同時テロやタイの空港占拠など、騒然としたニュースが多く、他人事とは思えないな〜というのが率直な感想です。

さて、ISO9001:2008規格(追補版)が発行され、これから移行作業に取り掛かろうか、いやいやJIS版(JIS Q 9001:2008)が出るまで待とう・・・と話し合っておられる組織各位様も多いことかと存じます。まあ何れにせよ、組織各位様におかれましては、何らかの改訂作業が発生することになるのですが、その主体となるのはやはり品質マネジメントシステムを包括する品質マニュアルでしょう。

改訂において、何をどのように考えて改訂したらよいのか、いささか戸惑いも多く、「追加要求事項は無い」と公式に宣言されていることもあって、組織各位様からは、そのままではいけないのか?という御質問等をお受けすることも多くございます。最低限実施しなければならない事項として、引用叉は参照されている関連規格の版の確認や管理規格文書(外部文書)の変更等がありますが、品質マニュアルのタイトルの一部も「ISO9001:2000」から「ISO9001:2008」への変更が必要でしょう。ただ、小職が個人的に思うには、それだけでは済まないのではないか・・と思案・危惧しています。

移行への手引きとして、こちら及び/叉はこの資料等が参考になるかと思いますので、ここで御案内しておきます。これはあくまで手引きや概要・要約ですので、後は規格要求事項の意図が正確に反映されているか等を、ISO9001:2008規格要求事項及びそれに記載追加されている注記等に沿って確認しておく必要がございます。

現在、弊社では「ISO9001:2008規格要求事項の解説」に関する弊社独自、固有の文書を作成中で、ドラフト版を一部の御支援先組織様へお送りしております。ただ、まだ十分な校正がなされていないことと、解説内容自体が盛込まれていないこともあって、早急にまとめなければならない作業がたっぷり担当別に残っており、出来れば専属のアシスタントが欲しいくらいです(笑)。

従来は上記の写真にもございますとおり、A4版の簡易製本した文書を、ISO9001構築御支援先の組織様に限って無償で御提供してまいりました。今回の追補版改訂により、新たに資料を作成しているのですが、それを従来のように簡易製本するか否かはまだ未定です。それに加えて、今後は航空宇宙防衛規格であるIAQG9100規格の改訂発行、ISO/TS16949規格(TS2)の改訂、及びISO13485規格の改訂と、続々とマネジメントシステム規格の改訂発行がアナウンスされており、来年の後半までは主業務の側面的な作業として、これらに関する参考文書の作成や準備作業が続くことになりそうです。

また、組織各位様へ御提供している各種オンサイトセミナーに使用するPPT資料等も改訂叉は新規作成が必要になり、当面は業務終了後の夜間作業にこれらの事項を集中しなければならない状況です。そんな状況下にあっても、密かに忘年会を画策する各位等、相変わらずの状況が続いている今日この頃ですが、来月(12月)は土日も返上しての作業となりそうです。

ISO9001:2008規格への移行を含め、各種のお問合せ・御質問等は、こちらからお気軽にお寄せ下さればと存じます。

2008年11月24日

ISO 9001:2008規格(続き)

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【2008年11月20日に発行されたISO9001:2008規格の邦訳版】

上記の写真にあるように、2008年11月20日にISO9001:2008規格の邦訳版がJSAから発行され、既に多くの方々が入手されていることと存じます。原文はちょっと苦手とおっしゃる方々にも重宝する邦訳版なのですが、2000年版と比較するとやはり法規制に関する明確化が「1. 適用範囲」の「1.1 一般」や他の要求事項の項目等に記載されていることから、そのあたりについて今まで曖昧であった組織各位様の場合には、当該事項についての見直し、及び、当該要求事項に関するプロセスの追加等が必要になるかもしれません。

また、従来もそうだったのですが、顧客要求事項の明確化が以外となされていない(整理されていない)組織様も多いようで、やはり顧客個別の要求事項を明確化し、記録して維持管理を行い、定期的な見直しを行うというようなプロセスの存在の必要性も考えられます。

他にはアウトソースの管理についての要求事項が強化されていることが挙げられます。本来であればアウトソースの管理は発注側組織様によって製品(サービス提供)に及ぼす影響度を加味した上で、管理の方式を決定することになりますが、諸事情等により、あまり管理が行き届いていないケースも多いようです。また、「7.6項」における注記(NOTE)内容にも注意が必要であり、コンピュータソフト管理における検証や構成管理の確認をお願いしたいと存じます。

規格の文書記載における変更点すべてをここで述べるわけにもまいりませんので、代表的な部分をピックアップして記載してみました。何処がどのように変わったのかという事につきましては、ISO9001:2008規格書籍の20ページ「附属書B」の表形式における記載内容を参照して戴ければと存じます。これからISO9001を構築される組織各位様、叉は2008年版への移行を行う組織各位様は規格要求事項を再度御確認されて、無駄のない、使いやすい品質マネジメントシステムの構築叉は移行(要:移行計画の策定)を御検討戴ければと存じます。

名古屋は本日(11/24)午後から雨模様となりました。3連休の最終日という方々も多いことかと存じますが、気温の温度差の変化が激しく、体調を崩しやすい時でもありますので、十分にお気をつけ下さい。

なお、ISO9001:2008規格に関する構築・移行の御支援業務等につきましては、こちらからお気軽にお問合せ下さい。

2008年11月16日

ISO 9001:2008規格の発行

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【ISO 9001:2008規格(Fourth edition)の表紙】

2008年11月14日(金曜日)に、ISO 9001:2008規格(IS版)の発表及び規格文書(英文原本)の販売が開始されました。今回のISO 9001規格の改訂は追補版と呼ばれており、規格要求事項については2000年版規格への追加要求事項は無いとされていますが、その要求事項に関する内容の明確化が行われたこともあって、本来の規格が意図する要求事項を満足しないままに組織の品質マネジメントシステムが構築され、運用されている可能性もあることから、場合によっては、一度全体的な品質マネジメントシステムの見直しが必要になるかもしれません。

本規格の邦訳版の発行は2008年11月20日を予定、及び日本工業規格「JIS Q 9001:2008規格」の改訂発行は2008年12月20日が予定されていますが、JIS規格の発行詳細につきましては官報及び(財)日本規格協会のサイトを定期的に参照願います。

ISO 9001:2008規格文書の「AnnexB(informative)」においては、「 Changes between ISO9001:2000 and ISO9001:2008」という表題で旧規格であるISO 9001:2000と今回の追補版規格の内容の差異(削除及び追加記載内容)についてまとめた一覧表が掲載されていることから、全体的及び要求事項の項目別における変更概要を知るには、そこをご覧になるのが手っ取り早いのかもしれません。

本規格の発行により、IAQG 9100(旧:AS 9100)やISO/TS 16949規格等が今後次々と改訂されて登場してきますので、それらの規格の認証取得組織各位様は勿論のこと、これから構築を開始しようという組織各位様は適用する規格の版には十分御注意願います。

弊社のウエッブサイトにおける規格解説では、現在新しく発行されたISO 9001:2008への対応作業を行っておりまして、少なくとも年内には新しい規格を適用した解説掲載による閲覧が可能となります。また、順次発行が予定されています各種のセクター規格につきましても発行され次第、速やかに解説を更新してまいります。

また、現在ISO 9001:2000規格における認証取得のための御支援を実施・御提供致しております組織各位様へは、来週(2008年11月17日の週)から改訂された規格内容の御案内と確認及びその内容に沿って、御支援を引き続き御提供させて戴きます。なお、新規の構築御支援を御要望される組織各位様へはISO 9001:2008規格を適用し御支援を実施させて戴きます。

ISO 9001:2008規格を始め、各種のセクター規格の認証取得のためのシステム構築、及び/叉は、運用維持管理、内部監査員研修等の御支援業務につきましては、こちらからお気軽にお問合せをお願い申し上げます。

2008年11月09日

寒くなりました

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【話題はやはりISO 9001:2008規格についてのようです】

このところ特に朝夕は肌寒さを感じるようになり、晩秋の気配が漂っています。紅葉も進み、行楽に出掛けるには絶好の季節なのですが、金融危機から始った経済危機がじわじわと国内の企業各位様にも影響を及ぼし始め、中には突然閉鎖する企業各位も出ているようです。そんなことから財布の紐がどうしても堅くなりがちで、各位様には賞与の支給動向すら気になるところではないでしょうか。でも、中には1泊109円!!毎週水曜トクー!市
なんていう激安旅行プランを提供している会社もあるようで、ちょっと驚きです。

自動車産業界ではGMがChryslerとの合併交渉を中断し、経営体質強化に専念するという報道発表がありましたが、同時にかなり資金面での困窮も伝えられており、どうやらこの先は予断を許さない事態と申しますか、不透明さが増してきました。そうかと言って、自動車製造が無くなるわけではありませんので、今後の推移・動向を監視し、見極めることも必要かもしれません。また、一部の報道によりますと、自動車業界だけでは無く、航空機産業界もそれらの影響を大きく受けているようです。

そんな中、先日届いたISOが発行している冊子を見ていたのですが、その中ではやはりISO 9001:2008規格及びそれらの関連規格に関する内容にその紙面の多くが割かれ、触れられていました。今月にも発行される追補版では”要求事項に対して追加や変更は無い”というように公式にアナウンスされてはいますが、少なくとも徹底した見直しが認証取得組織各位様では必要であることには間違いないようです。特に、今まで曖昧であった各規格要求事項の項目について、結構明確化されている部分もあり、それらの要求事項に対して組織各位様のQMSにおけるプロセスにおいて、それらが適切に対応しているのかを確認しておく必要があるでしょう。

弊社と「運用維持に関する御契約(年間維持契約)」等を頂戴致しております組織各位様(現行のISO 9001:2000年版規格での運用組織各位様)へは、年内にも勿論無償で「(仮称)ISO 9001:2008に関する重要ポイントのまとめ」をお送りさせて戴く予定でございますので、その内容を御確認戴きまして、貴社のQMS状況を内部監査等の実施により再度御確認願います。

話題は変わりますが、SMMTがサイトで発表している「NEWS LETTER(Volume 11,Issue July 2008)」によれば、日本におけるISO/TS 16949の認証取得数は世界で第7位となっていて、お隣の韓国(第3位)やドイツ(第4位)にも及ばない状況にあります。第1位はやはり中国で、ダントツのようです。これは2008年6月末のデータなので、多少の変動があるかもしれませんが、それでも日本国内の自動車産業に関連する企業各位様の多くが国際規格というものにあまり関心を示していないということも伺えます。

これからは紅葉が進むにつれ、寒さが日々増してきます。風邪などひかないように暖かくしてお過ごし下さい。また、熱燗が恋しくなる季節でもあり、何かと飲酒の機会が増える時期でもありますが「飲酒(酒気帯び)運転は絶対禁止」です。少しでも飲んだら、代行運転やタクシーで御帰宅を!!

2008年11月02日

ツールを上手く使うには

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【AIAGが無償配布している「Process Identification Tool」の概要(一部分)】

時が経つのも早いもので今年も、もう11月になりました。街中ではクリスマス商戦の準備が進み、気候的には気持ちの良い毎日が続きますが、経済産業界は金融危機・経済危機の影響で円高・株安ということもあって大変な状況に追い込まれているようです。それらの直接影響が反映されているのか、どうかは明確に分かりませんが、企業の倒産(民事再生)も増加しているようです。この年末・年始には企業の資金需要が増えることもあって、各種の緊急経済対策が実施されるようですが、果たしてその効果は如何なものでしょう。

まあそれはさておき、先日からAIAGのサイトにおいて上記のようなツールが無償配付(但し、AIAG会員登録が必要)されています。これは、ISO/TS 16949:2002規格(以下、TS2と略します)の構築支援として適用可能なツールであり、認証取得済みの組織各位様も使い方次第では便利なツールになるようです。また、改訂が予定されているIAQG 9100規格(AS/JIS 9100規格)や、その基本ともなるISO 9001:2008規格(2008年11月15日発行予定)の構築・維持管理にも工夫次第ではプロセス管理等に適用出来そうです。

本ツールはすべて英文で記載されていますので、場合によっては日本語への変換や追記等が必要かもしれませんが、それに工数を費やすだけの価値はあると思われます。TS2規格自体及び関連する文書等の管理版原本が英文ですので、このあたりにつきましては致し方ないのかもしれません。

【お知らせ】
弊社・小職が御支援を担当させて戴いております「ユー・エム・シー・ジャパン株式会社様(本社:千葉県館山市)JASDAQ 6939」が2008年10月14日付でTS2の認証取得登録を達成されました。同社様は半導体製造(ウエハー加工製品製造)を行っておられる企業様です。

本年の小職のTS2に関する御支援結果による認証取得実績は、東レ株式会社様に続き、同社様が2社目になります。

暫くは不況の影響もあって、TS2の構築を断念される組織様も多々いらっしゃるかもしれませんが、自動車産業界は今後環境配慮・環境優先が益々推進され、特に車両搭載用の電気・電子機器類には注目されるようになり、顧客各位様からのTS2の認証取得要請は今以上に高くなると思われます。

TS2構築・御支援等に関する御質問等はこちらからお願い申し上げます。