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2008年07月26日

どうなる?ISO/TS16949:2002規格の次期改訂

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【某社様における弊社主催のISO/TS16949:2002規格解説風景】

このところ名古屋市内を始めとし、近隣の都道府県(特に岐阜県)も猛烈な暑さで、連日気温が35℃を超える日々が続いています。そんなこともあってか、仕事の後に飲む冷えたビールが一番美味しく感じられる季節かもしれません。

さて、皆様も既に御存知のとおり、ISO9001:2000規格の改訂(追補版発行)が今年の秋(予定では10月)にも行われようとしていますが、関係する各種のセクター規格の改訂状況も気になるところです。以前にもこのBLOGで御案内致しましたように、航空宇宙防衛関連規格であるIAQG9100:2008/9規格につきましては、そのBallot Draft版が2008年5月14日付で発表されていることもあり、既に多くの関係各位様が御存知のことと思われます。このドラフト版はISO/DIS9001:2007規格をベースとしており、正式なISO9001改訂発行を受けてSI版が発行される予定です。

では、ISO/TS16949:2002規格の次期改訂はどうなるのでしょう。ISO/TC176レポートによれば、2008年5月にセルビアのノビサドで開催された第25回総会で、このISO/TS16949:2002規格をISO9001:2008との整合をはかるための編集的な修正を行うことを意図して、IATF(International Automotive Task Force)に要請することが報告されておりますが、それを受けてのIATF側の発表はまだ無いようです。また、ISO/TSやISO/PASS規格等はISO規格化への見直し(廃止を含めて)を定期的に行うこともルールとして制定されており、そのような側面からの規格動向も気になるところです。

ISO/TS16949:2002規格が発行されてから既に6年が経過し、その間にIATFは5項目の要求事項に関するSIsを公表しています。その中でも最近発表された”SI 5 06”は構築中及び運用中の組織各位様に直接影響を及ぼす内容(規格要求事項であり、現在は審査対象項目)となっていることもあって、現在発行中の規格への盛込み・反映は必須事項です。そのようなことから、遅くとも来年(2009年)には改訂された規格が登場するのでは・・と誠に勝手ながら推測しています。なお、TS2認証取得ルールについても9項目の追加事項(SIs)がありますので、一読されておかれることを推奨致します。

上記のリンクでもお分かりのとおり、今まではIAOB(International Automotive Oversight Bureau)のサイトにISO/TS16949:2002規格に関する情報の多くが掲載・発表されていましたが、新たにIATF公式サイトが2008年6月に開設・公開されて、従来のIAOBのサイトから、それらの内容が移管・追加されています。

この先、詳細な改訂情報等が入手出来れば、また本BLOGに記載したいと考えております。
今年の夏はどうやら酷暑となり、その暑さも当分は続きそうで、個人的にはビールの本数(消費量)も増えそうです。各位様におかれましては体調管理には十分な御配慮をお願い申し上げると共に、学校が夏休みということもあり、通勤時等における車の運転には御注意下さい。

【お勧めのTS関連参考書】
最新の規格要求事項(SIs)等が盛込まれた解説書です。これからISO/TS16949規格を構築しようとお考えの組織各位様(品質保証部門等のISO推進御担当各位様)には最適です。
ISO/TS16949要求事項の徹底理解

2008年07月19日

Automotive SPICEとは

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今日、7月19日(土曜日)は全国一斉に梅雨明けが発表されました。東海地方も昨日とはうって変わり、朝から大変良いお天気となっております。それでもここ名古屋を中心とした地域では連日35℃を超える猛暑が続き、それに伴って睡眠不足となり、いささかバテ気味です。今日からちょうど3連休という企業様も多く、御家族等で行楽地へお出掛けの方々も多いことと存じます。

弊社が発行するメールマガジンでも御案内申し上げましたが、最近、脚光を浴び出したのが「Automotive SPICE」と呼ばれるISO/IEC 15504及びISO/IEC 12207規格を参照した欧州の自動車業界標準プロセスアセスメントモデルの適用です。これは自動車に搭載される各種電子機器(Engine Control Unitは勿論のこと、それらと直接関連する機器及びGPSやETC等)に内蔵(組込まれている)されている制御ソフトウエアの品質を保証しなければならない重要性を考慮して策定されたものです。このAutomotive SPICEについての概要がこちらの資料で解説されていますので参照願います。また、本資料の中で登場する「SPEAK IPA版」はこちらからダウンロードすることが出来ます。

ISO/TS16949:2002(以下、TS2と略します)規格等を適用され、活動しているサプライヤー組織各位様へは、顧客固有の要求事項として、そのプロセスの適用(一般的にはレベル3)が要求されています。レベル3では、組織でのソフトウエア開発に関するプロセスの適用が要求されています。製品によってはレベル2の場合もありますので、詳細につきましてはお取引き先の自動車メーカー様へ直接お問合せされると宜しいかと存じます。なお、参考ではございますが、CMMIの公式日本語翻訳版はこちらから入手することが出来ます。


【Automotive SPICE参考書籍の御案内】

2008年07月03日

東レ様のISO/TS16949:2002認証取得登録完了

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【新しく開設されたIATFのウエッブサイトのトップ画面:2008年7月02日現在】

2008年6月04日付で東レ株式会社様の関連サイト、部署及び関連組織各位様を適用範囲とするISO/TS16949:2002規格の審査及び認証取得・登録が完了し、認証書が発行されました。

東レ様及び関連組織各位様のISO/TS16949:2002における適用範囲は、皆様もTV CM等でお馴染の自動車用内装材であるアルカンターラ(Alcantara®)で識別される自動車用製品です。閲覧各位様の中には、このアルカンターラ・バージョンと呼ばれる仕様の乗用車を既に所有されておられる方々もいらっしゃるかもしれませんが、用途としては、シート素材は勿論のこと、天井やドア部分の内装材としても採用・利用されています。

採用されている自動車メーカーは、国産乗用車メーカーは勿論のこと、BMWやメルセデスベンツ、ポルシェ、ランボルギーニ等、世界各国の多くの自動車メーカーで採用されています。そのため、顧客固有の要求事項も多種になることから、それらの調査や対応することだけでも大変な作業でした。また、適用範囲における組織も広範囲にわたるために、複数回にわたる米国出張等、取りまとめ役である事務局様も目に見えない部分で多くの大変な御苦労があったことを存じております。

審査を御担当された機関は、IATF登録機関でもあるDNV様。最終の審査判定は米国Houstonの本部で行われました。

今回のISO/TS16949:2002規格及びコアツール、顧客固有の要求事項対応等の各種の構築及び運用維持等に関する御支援につきましては、弊社・小職が担当させて戴きましたが、経営管理者層各位様を始めとし、部課長様、ISO推進事務局各位様並びに関係組織各位様には大変お世話になりましたことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、今後の益々の御発展をお祈り申し上げております。