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2008年05月31日

IAQG 9100:2008/9

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【ISO/DIS 9001規格文書をご覧になりましたか?】

今年(2008年)の秋頃、すなわち10月頃にはISO9001:2008規格がIS版として発行される予定と聞いています。また、それに追随して各種セクター規格の改訂発行もその準備が着々と進んでいるようです。従来、AS/EN/叉はJIS Qとして制定されてきた9100シリーズ規格もその規格名称・タイトルが変更になり、共通した唯一の規格となります。ずばりその名称はCoordination_Draft版では「Quality Management Systems – Requirements for Aviation, Space and Defense Organization」となっています。これはIAQGが2007年11月07日付で発行した文書で、その表紙の但し書きには「Based on ISO 9001:DIS dated 20 September 2007」という記載がされています。

その文書の内容をここで少しだけ御紹介しておきますと、まずForwardとして下記の内容が記載されています(訳すのが面倒・下手なので原文でご覧下さい)。

To assure customer satisfaction, aviation, space and defense organizations must produce, and continually improve, safe, reliable products that meet or exceed customer and applicable statutory and regulatory requirements.

The globalization of the industry and the resulting diversity of regional and national requirements and expectations have complicated this objective.

Organizations have the challenge of purchasing products from suppliers throughout the world and at all levels of the supply chain. Suppliers have the challenge of delivering products to multiple customers having varying quality expectations and requirements.
Industry has established the International Aerospace Quality Group (IAQG), with representatives from companies in the Americas, Asia/Pacific and Europe, to implement initiatives that make significant improvements in quality and reductions in cost throughout the value stream.

This standard has been prepared by the IAQG.
This document standardizes quality management system requirements to the greatest extent possible and can be used at all levels of the supply chain by organizations around the world. Its use should result in improved quality, schedule and cost performance by the reduction or elimination of organization-unique requirements and wider application of good practice.

While primarily developed for the aviation, space and defense industry, this standard can also be used in other industry sectors where a quality management system with additional requirements over an ISO 9001 system is needed.

また、Revision summary/Rationaleとして
This standard has been revised to incorporate the requirements of ISO 9001:2008.
In addition, industry requirements, definitions and notes have been revised and additional requirements have been included in response to stakeholder needs.
ということが記載されています。

以前にもこのBLOGで記載したとおり、今回の改訂で最も注視すべきはやはり第7項であり、「7 Product realization」の 「7.1 Planning of product realization」に若干の注記や要求事項の追加がされていることがありますが、下記の新たな要求事項があることに注目しておきたいものです。

7.1 Planning of product realization
e) the process to identify essential requirements and to ensure they are translated into essential items which are managed throughout product realization;
f) configuration management appropriate to the product, its context and environment;
g) the identification of resources to support the use and maintenance of product.
注記:ここでは7.1項に追加された一部の要求事項を記載しています。特に、e)項の”essential items”は要注意です。

7.1.1 Project Management
The organization shall plan and manage product realization in a structured and controlled way to meet requirements at acceptable risk, within resource and schedule constraints.

及び

7.1.2 Risk Management
The organization shall establish a process for managing risk to the achievement of customer
requirements. As a minimum the process shall provide for the
a) assignment of responsibilities for risk management,
b) definition of the criteria for risk acceptance,
c) identification, assessment and communication of risks throughout product realization,
d) identification, implementation and management of actions to mitigate risks that are above the defined acceptance criteria, and
e) acceptance of risks remaining after implementation of mitigating actions.

7.1.3 項はConfiguration Managementの要求事項(従来規格から項目が移項されただけ)なのでここでは省略。

IAQG 9100:2008/9規格における「7.1.1項」の、新たに追加された要求事項は、ISO/TS16949:2002規格(TS2)における「7.1 Plannong of product realization」要求事項記載部分の最下位に記載されている「NOTE」とほぼ同様な記載であり、これが規格要求事項内容となっていることに気がつく方々も多いことかと存じます。このプロジェクトマネジメント活動は顧客要求が無い場合には、APQPやISO10006「Quality management systems -- Guidelines for quality management in proje」(JIS Q 10006)叉は場合によっては、ISO/TR 23462「Space systems -- Guidelines to define the management framework for a space project」等を適用するのが一般的なのですが、この航空宇宙防衛に関するマネジメントシステム規格では何が適用されるのか、また何を適用すればよいのかが議論・課題になりそうで、プライムメーカー(顧客・官庁を含む)側の対応(要求事項)の存在や指導も問われるかもしれません。なお、7.1.2項はリスクマネジメント要求事項なので、その説明はここでは割愛・省略します。

このように今年の秋から来年にかけては規格改訂のラッシュともなり、引き続き規格開発作業が行われる予定の2012年までは気を許せない状況が続きそうな気配です。

このような中にあって、某組織における製品試験のデータ捏造という、あってはならない事態が発覚し、当該機関によってJIS認証の取消しが実施されました。こうなると企業として社会的信用は失墜し、今後の企業活動に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。各種マネジメントシステム等を運用する組織各位様におかれましては、くれぐれも各種マネジメントシステム等が形骸化をしないように一層監視体制を強化し、緊張感を持って運用して戴きたいと存じます。規格要求事項に基づき、組織で決定したルールやプロセス等が第三者によって認められ、それらを順守し、継続的に改善することがマネジメントシステムです。

【参考】
組織各位様における各種のマネジメントシステムにおいて、各種の規制対象となるプロセスでは、それに該当する文書、手順書、指示書類及び記録類に、「法的要求事項」というような識別記載をし、絶対に順守しなければならない項目や事項であることをより多くの要員各位様に周知するための予防処置やポカヨケ等を実施されることを推奨致します。また、それらが完了しないうちに次工程への移行叉は出荷等が出来ないようなシステムも考慮すべきでしょう。


2008年05月25日

NGN(Next Generation Network)

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【麦秋の頃の南房総の夕暮れ】

今年になって、いよいよNGN(Next Generation Network)のサービスが開始されたことは多くの方々も既に御存知のことだろうと思う。NTTさんからは「フレッツ光ネクスト」というサービスで提供されることになるが、計画によれば、幅広く全国各地に行き渡るには2012年までかかるらしい。以前というか、かなり前にISDN(INS64及びINS1500)の研究及び通信機器への導入に関係した仕事を経験したことがあり、当時NTTさんで発売されていた分厚い技術仕様書を読んで、あれこれ勉強したのがつい先日のように思えてならない。しかし、それと比較して技術の進歩は格段に速いようだ。このNGN方式は、通信の標準化取りまとめ機関である「ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)」が標準化を行っている。

このNGNの特徴はと言えば、「SIP(Session Initiation Protocol)」と呼ばれる方式・手順を用いて回線設定を行うことにあり、このメリットとして「QoS(Quality of Service)」の保証が可能となる点があり(但し、インターネット・サービスにおけるQoS保証は無いらしい・・)、他にも固有の特徴があるが、身近な部分で言えば、回線設定がなされていな相手からのパケット等は受信しないために、それなりのSecurity確保が保たれることになる。

このSIPでは、「SIP URI (Uniform Resource Identifier)」と呼ばれる電話番号に相当する識別子があり、例えば弊社の番号(本メールアドレスは存在しません)であれば、sip:inform@takeuchi-isoiso.jpというような先頭にsipという識別子が付与されることになる。この識別子で、特定の、叉はグループを識別することが可能になるが、分かりやすく言えば、会社の代表電話番号のようなものになる。

弊社でも新たな通信手段として、テレビ会議をこのNGNサービスで設定し、各種の情報提供を行っていくことも検討しているが、まだちょっと先のお話になるのかもしれない。しかしまあ勉強しなければならないことが多すぎる世の中になってしまったようで、寝ている時間も日増しに減っていくような気がしてならないのは私だけ?だろうか。

余談ではあるが、審査や支援業務等で地方へ出掛けると、まだネット環境そのものが整備されていないビジネス・ホテル等も多く、連絡や情報収集に窮することもある。最悪の場合には携帯電話すら通じない場所だってある。そのような点からも、インフラ整備でも地方への優先的な配慮が必要なのかもしれない。

2008年05月12日

IMDSとは

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ここ最近、日本国内及び海外に進出している日系企業各位様においても、ISO/TS16949:2002規格(以下、TS2と略します)の構築への着手、及び/叉は、IATFへの認証登録をされる組織各位様が大変多くなり、自動車関連部品製造業各位様も熾烈な業界競争が展開されているようです。米国等では、どのような規模の自動車関連部品製造組織であっても、TS2への適合は”当たり前”という考え方が主流となっていて、このあたりが日本とは企業風土が異なるのかもしれません。

そのような活動の中で、顧客向けのPPAP文書類(及び供給者から提出されるPPAP文書類にも注意)におけるPSW(Part Submission Warrant)文書の中などにはIMDS登録要求があり、これを遵守(順守)しなければならないことはもう既にご存知かと思われます。

では、このIMDSとは何か?と申しますと、”International Material Data System”の略称であり、一般的には”ELV(End of Life Vehicle)指令”等を達成するために自動車を構成する各種の部品や構成材料等及びそれらの含有物質に関する情報を収集し管理するためのシステムを意味しています。また、このIMDSはその他のREACH等の環境規制とも関連があり、幅広く対応する必要があります。場合によっては、OEM各社及び/叉は顧客各位からのIMDS固有要求事項がありますので、それらに対しても適用、適合しなければなりませんが、当然ながら当該組織においても固有のIMDS要求事項(IMDS基準)叉はそれらに関する上位基準を持つべきでしょう。

このIMDSデータベース・システムは本年(2008)4月からバージョンが6.0にアップされています。

IMDSと深い関係にある”REACH(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)”ですが、昨年(2007)6月に開始された欧州の法律であり、European Chemicals Agencyへの申請、登録が義務づけられています。一方、米国では”Toxic Substances Control Act(略称:TSCA)”という制度があり、新規の化学物質の登録が行われています。

これらの事項はTS2のみならず、他のマネジメントシステム活動等においても、その運用プロセスを明確化し、手順・基準書として維持管理されることを推奨致します。少し、時間がありましたのでほんの一部を記載しました。機会があれば、詳細を更に記載したいと考えております。

参考リンク
1)IMDS公式サイト
2)EU ELV
3)REACHに関するガイドライン(pdf資料)

・WEEE及びRoHSを理解するための参考書のご案内

2008年05月11日

スピーカーを試聴比較する

サウンドドックポータブル


普段の休日叉はその前日の夜は、好きな音楽を聴いて過ごすことが私にとっては唯一の楽しみであり、より良いとでも言うのか、臨場感をついつい求めてしまい、ごく自然に”オーディオ”という、私のような貧乏人が入ってはならない領域にまで足を踏み入れてしまっている。そうなると、もうそこは底なしの泥沼であり、抜け出すことは容易では無くなってしまう。今まで数々のオーディオ機器(アンプ類)を自作したり、メーカー品を使ってきたが、最近はどちらかと言えばSensitivity(能率・音圧レベル)の割と低いスピーカーが主流のようだ。例えば、JBLのフラッグシップモデルでもある「DD66000CH - EVEREST II」においては、Sensitivity(2.83V@1m)が96dBという値を示している。

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JBL DD66000

このスピーカー、実は喉から手が出るほど欲しかったが、価格面では”雲の上”ということもあり、手が出なかったというのか、出せなかったのが正直なところ。仮に買えたとしても、アンプ類にまで費用が及ばずに、お飾りになってしまう可能性が多分にある。そんなこんなで、選んだ結果として現在使用しているAvantgarde Acousticのスピーカーは、このSensitivityが104dBという高能率となっており、僅かなプリ叉はパワーアンプ等の残留ノイズまで見事に再生してしまうために、アンプへの電源からや周辺機器のノイズの回り込み対策に余念がない。このスピーカーは、そんなに多くのパワーを必要としないために、球(真空管のことを指す)をシングルで使い、しかもA級動作でドライブしても、それなりの音量が得られることがメリットかもしれない。それに加えて、各種の球の特性が良く出るためにいろいろと楽しませてくれる。そんなメーカーから新たに発売されたのが「DUO OMEGA」という機種。ちょっと興味をそそられたので、その一部をピックアップして書いてみることにした。

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Avantgarde Acoustic DUO OMEGA

このスピーカーはSensitivityが107dBという高能率のスピーカーであり、中高音域は独自に設計されたホーン及びドライブユニットとなっているため、マニアの方々にはたまらない魅力があるだろう。他のスピーカーとの違いと言えば、入力インピーダンスが18Ωという、ちょっと変わった特性があることかもしれない(一般のスピーカーであれば、4Ω〜16Ω)。その理由は、やはり内蔵されている低域アンプであり、入力にトランス変換が用いられているためでもあると考えられる。

このメーカーのスピーカーの特徴は、ドライブするパワーアンプに対して、大きなパワー・スペックを要求していないところだ。通常、上記・前者のようなJBL等のスピーカーともなると、それなりの余裕の有るパワーアンプが要求されるために、大きな出力性能を有する優秀なアンプを使用しなければならないが、このスピーカーでは逆に入力が100Wまでという制限があるくらいだ。

何故、このようなホーンスピーカーを好んで使って聴いているかと言えば、それは聴く音楽のジャンルにより影響されていることが挙げられるのかもしれない。一般的なクラシックやポップス叉は歌謡曲(最近は、J・POPSというらしいが・・)を聴くのであれば、さほど拘りがなければどのようなメーカーのスピーカーでも事足りるであろうと思われるが、ちょっと凝り出すとこのようなホーンタイプを選んでしまう。

私は古い1930年代から1950年代くらいまでのJAZZを好んで聴くことが多い。しかも、分野が偏っているのかもしれないが、Barney Kessel、Benny Goodman、Charlie Christian、Wes Montgomery等に代表されるような古い時代のSwing-JAZZ及び1960年代のJAZZ Vocalが主流。SP盤レコードが無くなってしまった現在、当時の音を如何に再生するかと考えた時に、あれこれ試聴した結果・結論として、やはりホーンタイプのスピーカーに行き着いた。

本来であれば、その時代の機器・装置とSP盤や一部のLP盤で再生させるのが最高というか、ベストなのかもしれないが、今の時代にそれらを揃えることは不可能に近い。仮にそれらが揃ったとしても、日々のメンテナンスで四苦八苦しなければならないし、パーツ等も入手がもう困難だろう。以前、渡米した時に、時間があり、Vintage-Audioを販売しているお店を何軒か覗いたことがあるが、欲しい製品はあまりにも高価で、とても買える代物では無かったことが今でも瞼の裏に焼付いている。何故、高価だったか?と言えば、Dead stock(デッドストック)と呼ばれる長期間倉庫で眠っていた未使用製品だったためである。しかし、こんな物が眠っている米国は凄いね〜というのが当時の正直な感想でもあった。

3・2・1GSX

2008年05月06日

GWも終りです

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母国は大丈夫かニャ〜(起源はMyanmarのなんです)】

今日でGWも終り、明日からはまた仕事に戻らなければなりません。今年のGWは一部お天気が良くなかった日もありましたが、全般的には恵まれていたようで、地域によっては真夏日を記録したなんてこともありました。しかし、ガソリン代の再値上げもあり、車で出掛けられた方々にはちょっと痛手だったかもしれません。

一方、諸外国に目を向けると、Myanmarでサイクロンによる大きな災害が発生し、同国にとっては史上最悪とも言われているようです。正確な災害者数は掴めていないようですが、報道によれば1万人以上が死亡し、3,000人以上が行方不明となっているようです。昨年も確かお隣のバングラデシュで大きなサイクロンに見舞われて、多くの方々が被災されたことがありました。

このような自然災害が地球温暖化とも何らかの関係があるのでは・・とも言われていますが、その因果関係はいまだに明確にはなっていないようです。しかし、世界各国で異常な気象現象が起こっていることは事実であり、その影響による生態系の破壊まで危惧されています。これらの現象が一時的であれば良いのですが、恒常的に続くようであれば「既に手遅れ?」という可能性も考えておく必要があるでしょう。地球温暖化による異常現象が始まったばかりと仮定すれば、温暖化は第一段階を経過し、第二次段階へ進もうとしているのでは?・・なんて、そんなことまでつい考えてしまいます。

我々個人として出来ることは何だろう?と振り返って考えれば、やはり環境を大切にすることが一番なのかもしれません。それは身近な部分から改善していくことが最も重要なんでしょう。では、具体的に何をすれば良いのかということを考えてみれば、CO2削減に効果的なのはやはりグリーンを増やすことかもしれませんが、それ以前にCO2排出を増やさない努力をすることが重要なんでしょう。バイク・自家用車等による通勤や通学を近距離であれば自転車に変更する等、個人それぞれの特定の環境側面に対してちょっとした自己努力は明日からでも出来ると思うのですが・・・。さて、皆さんはどのようにお考えでしょうか?
明日からの業務に向けて書類の整理中に気がついたことを書いてみました。

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