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2008年04月30日

McIntosh MC2301

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【McIntosh MC2301:6月にRelease予定らしい・・】

米国McIntosh社から新たなパワーアンプが発表されていることを知った。それはMC2301というVacuum Tube Monoblock Power Amplifierである。仕様はと言えば、モノラル・アンプなので、ステレオでの使用時には勿論2台必要になる。前段のバッファー・アンプ部分や位相反転回路にはどうやら石が使われているようだが、電圧増幅には12AT7が2本、電力増幅にはKT-88が8本使用されている。モノラルなのに8本!?という贅沢な仕様となっている。

その中身であるが、KT-88をプッシュプル化したと思われるモジュールが4回路(4ブロック)で構成されており、前段に12AT7をそれぞれドライブとして割り当てている(12AT7は双三極管)。KT-88のプッシュプル・ブロックからの出力を1個のアウトプット・トランスへ入力している。これは言い換えれば、同社の限定製品であるMC2000や現行製品MC2102をモノラル接続仕様としたようなものだ。出力は300Wとオーディオ真空管アンプの類いでは稀な種類かもしれないが、それ相当のS/N比向上を狙ったのではないかと思われる。

ここまでくると、使用するスピーカーの能率にもよるかもしれないが、能率の比較的良くない現代のスピーカーも楽々とドライブ出来るだろう。しかし、300W出力ともなれば消費電力も相当なものになる。概算だが、300W出力ということは、能率を50%と仮定しても入力には600Wの電力が必要となるために、およそ6Aという電流が必要になる(ステレオ使用時には12A)。スペック(product_manual)を見ると100V仕様で6.6Aという値が掲載されているが、まあ一般家庭ではAC専用線を設置しない限り、これを2台使用してステレオで使いこなすにはちょっと難しいかもしれない。重量(質量)は、52.6Kg。梱包状態では63.9Kgとあり、いとも簡単に持ち運び出来る代物ではなさそうだ。

KT-88のプレートには、500VDCが供給されており、球のスペックとしては条件許容範囲内かもしれないが、真空管の寿命に影響を与えそうな印象を受けるが、これはあくまで個人的な意見。それにしても、何故、今更このような真空管アンプの発表なのか?という疑問がある。

国産のオーディオアンプ・メーカーも多くの真空管アンプを発表しているが、大手メーカーでは真空管アンプを発表しているのはTEAC”ESOTERIC”のA100という機種くらいのもの。以前は多くのメジャーなメーカーさんが複数の真空管アンプを製造し、その技や音、そしてデザイン等を競っていたが、今や完全な石の世界になってしまい、真空管アンプを製造販売している企業は極端に少ないのが寂しい限りだ。

2008年04月28日

佐多(Sata)

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【Palau(パラオ)に沈む油槽船「佐多」のスクリュー】

パラオへはもう何回渡航したのか憶えていないくらい足を運び潜った。それは今でも続いているが、まだ潜っていないというか、沈没した場所が不明の船や、沈船ということは確認出来るも、その名称が不明というケースも数多くある。今までパラオで潜った沈船や航空機の中には、その名称が不詳叉は間違って報告されているものも多く、今後は時間があればじっくりと調査し、解明したいと考えている。

特に航空機は厄介で、ある日、ガイドのマサオ氏が”不詳な航空機があるから潜らないか”ということで同行したことがある。本音を言えば、航空機はあまり興味が無かったが、まあお付き合いということで潜ってみた。ポイントに到着し、その航空機の部品の一部パーツなどを詳細にチェックすると、英文・英字が表記刻印されていたことから、恐らく日本製の航空機(戦闘機)では無いであろうということだけは判明した。

この佐多という沈船(油槽船:軍艦なので「丸」はつかない)へ始めて潜ったのが1997年の丁度今頃で、もう11年も前になる。この沈船は水深が約44mの海底に沈んでおり、完全に上下が反転した形で着底している。透明度は悪いが、本船へのエントリーの醍醐味は何と言っても、空爆によって破壊された船尾後部から船内へ入ることにある。内部は暗黒の世界ではあるが、大型ライトを使用すれば然程問題は無い。ただし、ガイドロープ・リール(洞窟探査用で可)は必需品。本船の姉妹船である「石廊」とは最近までその沈没場所を間違えられていた。ドイツ人のKlaus Lindemann氏(クラウス・リンデマン)が以前この船に潜り調査を行ったが、その時は「石廊」と間違えていたようである。

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【佐多の内部は暗黒の世界】

彼の著書である「DESECRATE 1(1988年・PPP出版)」にはそのスケッチ(83ページ参照)が掲載されているが、それはまさしく石廊である。多分、その時は彼の調査に同行したFish'n FinsのMr.Francis(フランシス氏)も当時はきっとそのように思い込んでいたに違いない。クラウス氏とは以前、Kimiuo Aisek氏と共にChuukでも何度かお会いしたことがあり、私財をなげうってまで沈船の調査に尽力した努力家。彼、以前はBASFに勤務していたエンジニア(役員)で、その後、欧州での自動車用代替燃料の研究開発と試用を米国BIG3の基で行っていたことを補足しておく。2001年10月、米国イリノイ州Ann Arborにてサイレント・キー。

石廊については以前、三重県桑名市在住の石川富松氏がわざわざ我貧宅にお越しになり、お話をお伺いする機会に恵まれたこともあるが、そのお話は何れ機会があれば御紹介したいと思う。

2008年04月27日

天城山丸

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【Micronesia Chuuk Is.に沈む天城山丸】
Nikonos RS+13mmレンズ Filmはベルビア(ISO50)

ゴールデンウイーク(GW)とも呼ばれるお休みとあって、各地の行楽地は賑わっていることでしょう。今年のGWは飛び石連休ということもあり、休暇が取り辛いかもしれませんが、弊社小職のような業務では、連続した休暇は無理。そこで、今まで撮影した写真を整理しています。水中撮影にもスライドフィルムを多用するために、なかなか整理しにくく、スレーブのまま保管しているために余計な手間暇が必要でちょっと面倒。しかし、フィルム専用のスキャナで読み取る際は、この状態の方が便利なので、当面はこのままとし、撮影場所別に区分しています。

昨日(4/26)、名古屋のデパートで中古カメラの即売会があるという情報を聞きつけて、ちょっと出掛けてみました。あれこれ見ていると中古カメラの種類は銀塩が主流というか、デジタルカメラは皆無に等しいようです。以前というか、当時は憧れだけで決して購入なんて出来なかったHasselblad(ハッセルブラッド)等の超高級カメラも中古ということで、結構安価に提供されていて、決して買えない価格ではありませんでした。

しかし、時代の流れなのか、同社もデジタルカメラを発表し、世の中はデジタル化へ一気に加速しそうな気配を感じます。昨年(2007)に発表された同社のデジカメ「H3DII」という機種の中で最高のシリーズは確か、500万円近い価格だったと記憶していますが、勿論、私のような貧乏人にはとても手が出せる領域ではありません。3900万画素、36.7×49ミリCCDという怪物というか化け物的なスペックで、本当に喉から手が出てしまいそうなショックを受けた憶えがあります。まあ、こんなカメラを手にすることは一生無いと思うのですが、せめてその実物を見てみたいものです。冷静になって考えてみれば、仮にこのカメラを入手することが出来たとしても、レンズというオプション地獄(オプションの方が本体よりお金が掛かる)がすぐ隣で待っているのがとても脅威です。そんなこんなであれこれ揃えると、きっと1,000万円コースになってしまい、下手をすると中古のマンションが購入出来てしまう価格というか出費になってしまうことでしょう。

普段、仕事でストレスを抱えている各位様も、その解消のために、何らかの趣味・楽しみというか、表現は悪いかもしれないが道楽をひとつ位は持たれていることと思います。しかし、それらの趣味などについて、更なる欲望や願望を満たそうとさせ、あざ笑うかの如く、次から次へと高価で優秀な素晴らしい製品が発表・供給されますが、その企業戦略とでも言うのか、企画力や実現力には本当に頭が下がる思いです。

2008年04月26日

デジタル一眼レフカメラ

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【Nikon D300】

銀塩フィルムを使用するカメラは過去にいろいろ使ったが、現在所有し、使用しているのはコンタックスとNikonos RSだけ。しかも、陸上撮影においては前者のカメラを殆ど使用しなくなった。というのは思った時に即座に撮影出来ない銀塩フィルム固有の面倒くささがあるのかもしれない。それに比べてデジカメは大変便利なツールで、簡単にその場で撮影することが出来る。ただし、現在使っているデジカメ(Fine Pix)は、一般的なスナップショットなら良いのですが、ちょっと凝った撮影をしようと考えた時には、思ったとおりの撮影が出来ず、イライラしてしまうことも多い。

そこで、思いきってデジタルの一眼レフに替えようか・・という想いが強くなってきた。仕事で移動の際にはカメラ関係の雑誌を読みふけっているが、何処のメーカーさんの製品もそれなりに良く、選択肢が多いことは大変結構なことだ。そこで、有る程度機種を絞り込んで、気になる価格を調べてみた。そうすると、欲しいな〜と思っていたNikon D3は何とボディだけでも約50万円前後、レンズと合わせると手が出ないというか、かなり躊躇してしまうことになりそうだ。

そこで、同時期に発売されたD300を調べてみると、これなら何とか入手可能な範囲に収まりそうだ。ただ、メモリの記憶フォーマットがD3と異なることが気になる。D3では35mmサイズのFXと呼ばれるフォーマット、すなわち35mm CMOSのフルサイズセンサーが採用され、S/N比の向上に努めているらしいが、それと比較するとD300等の機種に適用されているDXフォーマットはどうなんだろう?という疑問が沸々とわいてくる。

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【Nikon D3】

D3はその主とした用途として、プロを意識しているそうだ。想像するに、報道関係がその主たる用途となるだろうが、それはISO感度を上げなければならない状況下に置かれることを想定してのことであろうと考えられる。そのようなことから、海中に持ち込むにはどちらが相応しいのかを考えておかないと、後になって”しまった!”ということになってしまうかもしれない。ISO感度が低い領域で使用するにはDXフォーマットでも十分に対応が可能かもしれないが、暗い海中(特にナイトダイブ時や水深60m以上)では、やはりD3の持つ機能・性能が大変魅力的に見えてくる。しかも、FXフォーマットというのは従来の35mmフィルム感覚で撮影することが出来るため、従来から海中で撮影に使用しているNikonos RSでの使い勝手の共通化という面では最適かもしれない。

当面はこんなことで悩みそうだが、そんなことを考えているだけでも何だか楽しい。実際、手中にしてしまったら、レンズや水中ハウジング等の選択に迫られ、一層経済的に苦しくなることは必須のようだ。

2008年04月25日

Wadia 581

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【SACDで動作させた時のディスプレイ部分の表示】

音楽ソースも最近はSACDが登場し、使用しているCDプレーヤーではそれに対応していなかったために、今年になって導入を決意し、SACD対応のCDプレーヤーに交換した。使用した感じと言えば、流石に「Wadia」ということもあって再生音は申し分無い。試験的ではあるものの、プリアンプを介さず、CD出力をダイレクトにパワーアンプへ入力し聴くことも時々あるが、その方が音質的にはダイナミックさがより優秀で、JAZZライブ盤などはより臨場感に迫る感じすら受けるが、これも個人的な官能感覚によるもので、環境的な諸条件によっては、そうとは限らない場合もあるようだ。

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【全体像】

全体的には今まで継承してきたデザインやスタイルを変更することなく、違和感はまったく皆無。ブラックとシルバーの2種類の塗色による選択肢があったが、ブラックは高級感が漂い、貧疎な私には似合わないであろうということから、シルバーを選定した。シルバーと言いながらも、実際にはアルミ合金の筐体のようであり、結構厚みがあるようだ。国産のSACDプレーヤーを始めとし、各種のオーディオ製品はモデルチェンジの際に外観デザインまでも多くのメーカーが大きく変更してしまう。まあ、そうしないと旧製品との識別がつきにくく、斬新感が無いのではないか・・というメーカー側の思惑があるかもしれないが、ユーザーはすべてそうであるとは限らず、私もその中の一人であることは申し上げるまでも無いだろう。趣味・嗜好の世界だけに個々に考え方も違うことがあって、正解というものは皆無だけに、難しい世界・業界なのかもしれない。

これは何もオーディオを趣味とする方々だけでなく、カメラ及び写真撮影を趣味とする方々や業界にも通じるものがあると考えている。例えば、デジカメ派と銀塩フィルム派のようなもので、デジカメはオーディオで言い換えればCD等のデジタル録音されたものを再生し、楽しむ派でもあり、銀塩フィルム派はアナログレコードを再生し音楽を楽しむ派とよく似ているように感じているが、どちらをとってもそれは嗜好の違いであり、そこに「間違い」という理論は存在していないと勝手ながらも思っている。

2008年04月21日

ビジネス・アイテム

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TUMIというメーカーさんのビジネス・バッグ】

業務柄、顧客先へお伺いして業務を行うのが常なのですが、パソコンは当然として、各種資料の持ち運びや、1泊2日程度のお伺い日程であまり大袈裟なバッグを持ち歩くのも面倒というか考えもの。そこで、何か良いバッグは無いものか・・とデパートのバッグ売り場を眺めていたら、丁度ニーズにぴったりの製品があったので、ちょっと御紹介。

なかなか機能的に出来ているな〜というのが最初の感想というか印象。新幹線ホームなどでもこのメーカーさんのバッグを持った方々を見掛けることが多々ありますが、実際手にしてみて、なるほどと言えるのかもしれません。ポケットの内側に製品番号が金属プレートに20ケタで印字され、それを登録しておくことによって、トレーサブルを可能にしているそうで、置き忘れ等には大変役立つかもしれません。まあ、バッグを置き忘れるなんてことは滅多にあることでは無いとは思いますが。

小生のパソコンは15インチタイプのディスプレイを搭載しているので、バッグの横幅がどうしても40cm以上は欲しかったこともあり、なかなか適切なバッグが見つかりませんでした。しかし、このバッグは17インチまで対応しているそうで、なかなかの優れものです。製品の種類はナイロン製(アラミド製品)と牛革仕様とがあり、1260デニールか、はたまた牛革か選定に迷う部分でもあります。どちらかと言えば、小まめなメンテナンスは苦手な方なので、ナイロンを選定したいところです。牛革の手入れはミンクオイル及び防水スプレーを用いてメンテするのが最適と言われているのですが、出先で雨に降られても即座に手入れ出来ないことから、ナイロン製の方が良いかもしれません。

以前、キャスターの付いたバッグにパソコン等を入れて移動していた時期があり、パソコンを保護していたにも関わらず、キャスター等の振動が原因でパソコンが故障してしまった経緯・経験があることから、それに懲りて、今では絶対的にパソコンを収納したバッグは手持ちと決めています。当時は、今ほどパソコンが振動に強くなく、ちょっとした軽微な振動でもダメージを受けることが多かったようです。

2008年04月19日

McIntosh MC2102を検証

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【MC2102を正面から見る】

このPower-amplifierが発売されたのは確か2001年頃だったと記憶していますが、正確さには欠けるかもしれません。この製品のスペックはここで記載するまでもなく、メーカーさんのサイトを参照して戴ければと思います。このPower-amplifierは終段管にKT-88という英国生まれの真空管を搭載していることは前回のBLOGでも記載しましたが、今回はこのamplifierの回路について記載したいと思います。

終段管のKT-88はそれぞれが個別にUL(3結)接続され、パラレル形式のプッシュプル回路で構成されています。一般的な真空管アンプでは、plateから出力を得ているのですが、このアンプの回路構成はplateとcathodeから出力を得ているのが画期的と言えるかもしれません。それに加えて、多重帰還回路が構成されており、アウトプット・トランスが特殊な巻き線構造となっていて、plate帰還及びcathode帰還による巻き線回路が1次側に付いているようです。このような終段管とトランス設計が融和した回路設計により低い歪みやダンピングファクターを達成しているようです。

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【MC2102を上から見た様子】

このアンプへの入力は、プリアンプから平衡バランスケーブルを使用し、入力インピーダンス40KΩの確保を図っています。主な回路構成は、12AX7(ECC83)による入力増幅及び位相反転、そして12AT7(ECC81)によって電圧増幅と終段管ドライブを行い、片チャネルにKT-88を4本使用したパラレル・プッシュプル回路で出力100Wを達成しているようです。なお、終段管のKT-88はロシアのスベトラーナ(Svetlana)社から供給を受けていると聞いていますが、この企業はSロゴ及びCロゴに代表される2種類のブランドが存在しており、その殆どはSロゴのリフレクター工場等で製造される製品とのことですが、具体的な詳細事項については不明です。

2008年04月14日

Supplier-Manual(サプライヤーマニュアル)

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【パワーアンプの真空管の様子】

先日、弊社・小職が担当させて戴いております御支援先の組織様において、ISO/TS16949:2002(以下、TS2と略します)規格運用における内部監査の実施において、小生が技術専門家という立場で参加させて戴き、そこで御指摘をさせて戴きました事項がありましたので、ここではその内容を中心に記載致します。

TS2規格の構築・運用においては、その性格上、当該組織が作成し、供給者各位様に発行するSupplier-Manual(サプライヤーマニュアル叉は品質仕様書とも言います)が必要になります。その内容は、システム的な要求を始めとし、各種の組織固有の要求事項をまとめた文書であり、発行する当該組織様は当然ながら文書管理において維持管理しなければなりません。これは、TS2規格の「4.2.3.1 技術仕様書」でも要求されている事項ですが、規格では周知について記載要求されているものの、発行管理については何も記載されていません。この文書を供給者各位様に発行し、当該組織の要求事項を明確化しておかないと、供給者各位様側も顧客要求事項の明確化を行うことが出来ず、また供給者各位様からの免除申請も不可能な状況になります。一方、供給者に該当する立場の各位様は、必ず本文書の最新版を入手し、その内容を顧客要求事項の一部としてAPQP叉は製品実現へのインプット要素としておく必要があります。

では、Supplier-Manual(サプライヤーマニュアル)はどのようなスタイルで作成すれば良いのかということになりますが、ここで述べるSupplier-Manual(サプライヤーマニュアル)は、供給者PPAPに対応した内容を意味する文書ではありません。供給者PPAPは製品個別の仕様要求書のような文書で対応することになります。TS2規格では「7.3.6.3 製品承認プロセス」でも要求されているとおり、とかく顧客側のPPAPに囚われがちですが、供給者各位様に対するPPAP要求及びそれらの管理も忘れてはなりませんので、このSupplier-Manual(サプライヤーマニュアル)の中で、PPAPの要求事項(手順や方法、提出文書等について)を記載しておくことが必要です。

しかし、供給者各位様すべてにPPAPを適用することは如何せん対応がし難いという組織各位様も多くいらっしゃることかと存じます。そこで、どのような供給者様をPPAP対象とするのか・・と申し上げれば、最低限、直材とも称される、製品に直接組込まれる原材料叉は製品に触れる原材料や保護材等を供給している供給者様に対し、PPAP提出レベルを指定管理しながら、要求することになります。このPPAP提出レベルは「7.4.1 購買プロセス」における供給者の評価・選定・再評価や「7.4.3.2 供給者の監視」等とも密接な関係があり、プロセスの整合性にも配慮しておく必要があります。また、マルチサイトを有する組織各位様の場合、サイト単位に供給者PPAPを行う場合もあるかと存じますが、それらの総合的な管理についてはSupplier-Manual(サプライヤーマニュアル)をはじめとし、APQPで考慮・配慮しておくことも必要かと存じます。

お話をSupplier-Manual(サプライヤーマニュアル)に戻しますと、この文書の中には、TS2規格における「7.4.1.2 供給者の品質マネジメントシステムの開発」を組織固有の方法・手法によって反映しておく必要があります。この要求事項項目は以前に本BLOGや当社のISO BLOG等でも御案内したとおり、IS版として改訂が行われていますので、それを参照しながら供給者各位様に対して第二者監査の実施等を盛込み記載することになります。また、組織固有の要求事項(サプライチェーンにも注意)として、ISO14001規格など環境規制順守への対応や、供給者試験所のISO/IEC 17025認定(原材料等、部品製造供給者への内部試験所も該当する場合あり)も盛込む必要性があります。

個別対応になりますが、供給者各位様への当該組織が実施する第二者監査において、Touring & Equipmentに該当する供給者各位様へのTS2規格への対応要求(TS2規格に基づく監査)は避けるべきです。現状においては、Touring & Equipmentに該当する組織各位様へのTS2への到達目標はOEM各位様からも要求されておりませんし、仮にTouring & Equipment製造組織様がTS2を認証取得しようとしても、IATF認定の第三者審査登録機関はそれを受付けません。

Supplier-Manual(サプライヤーマニュアル)は、一般的に、組織が有するウエッブサイトにPDF文書形式などで改竄が出来ないようにし、事前にレビューし、公開することになります。また、それらはウエッブサイトにアップされている文書が最新版であると定義されている組織様が多いようです。国内の組織各位様のウエッブサイトには「サプライヤーの皆さんへ」というようなコンテンツ及び内容をあまり多く見掛けることがありませんが、組織の規模を問わず、このようなコンテンツを採用し、幅広く供給者各位様を求めたり、当該組織の要求事項を不特定多数の方々に知って戴くことも企業戦略として必要かもしれません。

2008年04月06日

Main-Amplifier

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【McIntosh MC2102】

以前、東京に居た頃、よく通った秋葉原の電気街も今ではすっかりその様相が変わってしまいました。珍しい部品等を目にすると、即座に、お金も無いのについ衝動買いしてしまったものです。最近は無線機やオーディオアンプ等を自作する人も減り、それにつられてか部品類は随分高価になってしまった感があります。特に電源トランスやアウトプットトランス等はニーズが少ないこともあって天井知らずの価格になっています。また、可変抵抗器を使用した通称”ボリーム”と呼ばれる部品も今ではロータリーエンコーダー方式が主流となり、パルスカウントで入力信号を制御するようになってしまいましたがこれも時代の流れなのでしょう。

普段の休日である土日に何もすることが無い時には好きなJAZZを聴いて楽しんでいます。本来ならば、その当時の機器で再生させるのが一番良い方法と言うのか、それが理想なのかもしれませんが、世の中、ビンテージブームということもあり、当時欲しかったオーディオ機器はいまだに中古になっても価格が崩壊しておらず、手が出せない状況です。そこで、最新の機器ではあるものの、真空管を使用したオーディオアンプを使ってはいるのですが、面白みが今一つ欠けるというか、聴くだけでは物足らない性格が邪魔をするのか、つい裏蓋を開けて弄くりたくなります。

このMcIntosh社のメインアンプは終段管にKT-88というイギリス生まれ(GECへOEM供給していたM-O Valve Co. Ltd.が最初と言われていますが、その真意は定かではありません)の真空管が片側で4本、ステレオなので8本使われ、パラレル・プッシュプル方式で動作し、100W+100Wの出力を得ています。ただ、今ではもう、そのGECというメーカーの球は無いというのか、皆無に近い状態にあり、仮にあったとしても大変高価なようです。その肝心の真空管はと言えば「Gold Monarch社」では無く、中国で委託製造され、アメリカで品質検査が行われ、それに合格した物だけがMcIntosh社のロゴを入れて搭載されているそうです。今から約25年くらい前だったと記憶していますが、同社のMC275というGold Monarch社のKT-88をPpで使用しているメインアンプの音をJBLのD44000、通称「Paragon」というスピーカーで聴いた時には、あまりの音の素晴らしさにショックを受けたことがあります。また、今でもそのMC275のオリジナルを所有し、使用している友人曰く、「Gold Lion(中国製)の球と差し替えて聴いてみると何だか音に軽はずみな点があり、好きでは無い」と断言しているくらいに真空管製造メーカーの違いによって性能の差が出ているようです。しかし、まあ、これは官能的なお話ですので、当事者本人がどう感じるのかは十人十色かもしれません。

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【MC2102を斜め上から見る】

以上のような事からも、この真空管の予備球が欲しくなるのですが、そう簡単に入手することは困難が予想されます。他のドライブ管も同様で、ECC83やECC82等のTELEFUNKEN社の球の入手も容易ではなさそうで、同社の製造装置を買い取ったユーゴスラビアのEi社が製造を続けていたのですが、大変残念なことに経営難から製造停止という状況に陥ってしまい、在庫品限りで販売は行われなくなるようです。

マニアックな方々だけに支持されている真空管の世界かもしれませんが、その種類や数が年を追う毎に減り、寂しくなっていくのが残念でなりません。ほのぼのとした真空管のヒーターの灯を見つつ、水割りを飲みながら聴くJAZZは最高なんですが・・・

2008年04月05日

水中カメラ

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【現在使用している水中カメラ”Nikonos RS”】

販売が終了してからもうかれこれ12年くらいが経過したと思われるこのカメラ。当時は画期的な水中専用カメラとして話題を呼んだことがある。このカメラは一眼レフでAF機能を有し、傾斜した大型ファインダーを搭載していることから、水中マスクを掛けていても大変使いやすい。今でも現役で使用しているが、持ち運びがちょっと重たいのが難点。しかし、このままの状態で水深100mまで持っていけるものすごいメリットがある。残念ながら製造販売が終わってしまったが、再度デジカメとして復帰することを望むユーザーの一人でもあります。

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【裏ぶたを開けたところ】

裏ぶたは二重構造になっていて、まずはOリングで防水された最初の蓋を開くと、中にフィルム保護のためのもう一つの蓋がある。ご覧のとおり、フォーカルプレーン・シャッター方式で、水中でも心地よいシャッター音がする。普段使用しているフィルムは、35mmのRVP50(フジクローム・ベルビア ISO50)。最近はプロビア100もたまに使用することがある。いずれにしてもフィルムや現像代金は結構掛かるが、まだスライドフィルム(ポジ)なので助かっている部分もある。

レンズは最も愛用しているのが13mmのワイド系。マクロの50mmレンズも時々使うのですが、同じ場所で1時間近くも被写体である魚類や小さなエビなどが出てくるのを待つ(四畳半くらいの範囲しか動かないために、「四畳半ダイバー」と言うらしい)・・というような粘りは苦手なために、浅瀬で遊びながら使うことが多い。ストロボはと言えば、SB105を通常は2灯、場合によって4灯使用することもある。シンクロコードの取り回しが面倒なのでスレーブ発光させるが、時々うまくいかないこともある。本来、ストロボはSB104を使うのが良いかもしれないが、ワイド系ではストロボの被りが出てしまうために、カメラ本体よりも後方にストロボをセットし、発光させる。そのためにSB104のような重たいストロボは避けて軽めのSB105を使用している。

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【水中で重たいカメラを抱えながらポーズ!】

このカメラ、以前は確かココム規制に該当する製品であったことを記憶しているが、それが現在では「Wassenaar Arrangement」に引き継がれていることから、国外へ輸出する場合には、経済産業省等への確認や届出が必要になるかもしれないが、個人的には「懸念4カ国」とされる地域へ潜りに行くことは無いのでまあ心配は不要だろうと考えている。

さて、お話は長くなってしまったが、水中カメラはこれでよしとして、最近は一眼レフのデジカメが欲しくなってきた。簡単なデジカメは持ってはいるが、思ったように撮影出来ない悔しさがある。そこで登場してきたのがNikonのD3やD300と呼ばれる一眼レフのデジカメ。機能・性能的には申し分のないカメラであるが、いかんせん価格が高い。レンズを揃えるにも大変な費用・出費を覚悟しなければならないが、まあ趣味の領域なので、その下のクラスであるD60などの機種も検討したが、やはり最上級に近い製品が欲しくなるのが「下手の横好き人間」の卑しさだろうか。