
【Chuukに沈む平安丸の巨大なスクリュー】
ここ最近、CO2の排出による温暖化が危惧されているが、それは海にも多大な影響を及ぼすことを皆さんは御存知だろうか。大気中に放出されるCO2のうち、海に吸収されるのはそのおよそ30%。その吸収によって海水が酸性化される恐れが出てきた。もし、この酸性化が進めば、微小生物であるプランクトンや珊瑚の石灰質で出来た部分が溶融し、死滅することになってしまう。そうなると海の生態系がとんでもない事態になってしまう。現在の海水の水素イオン濃度指数(pH)はおよそ8.1であり、今世紀末にはそれが7.8から7.6くらいまでの値になり、酸性化が進むとされている。
先頃報告されたIPCCの報告書によれば、海水温の上昇も急速に進み、地球温暖化も予想より早い勢いで進行していることが伺える。その一方、南太平洋の島嶼・島国の一部では海面上昇によって、国が無くなってしまうのではないか・・という深刻な事態にまで追い込まれている。このような地球温暖化を防止するための対策・施策はとられているものの、学校における基礎的な環境教育や企業での環境保全に関する活動は進んでいるとは言い難いのが現状のようだ。
機会がある毎に、海の中へ潜っているが、珊瑚の白化現象等を直接目にする機会は多い。特に南の海での珊瑚の白化現象は頻繁に発生している。これらを少しでも防止するためには、個人、法人という垣根を越えた環境保全活動が重要ではなかろうかと思うが、地球規模での環境保全ともなると諸外国の国家事情もあって簡単にはいかないようだ。
参照サイト
(1)The Intergovernmental Panel on Climate Change(IPCC)
http://www.ipcc.ch/
(2)独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/index-j.html
(3)財団法人 地球産業文化研究所(GISPRI)
http://www.gispri.or.jp/