Katsuragisan-maru(葛城山丸)
【Chuuk airport:ちょっと寂しいかも】
今回はChuuk近海に沈む葛城山丸へ潜った時の様子について記載する。葛城山丸はChuukの沈船の中でも最も水深が深い場所に沈んでいる日本の貨物船で、第二次大戦中に攻撃されて沈んだ船。エントリーすると一面ブルーの世界が広がるが、水深が深くなるにつれて薄暗く、そしてついには暗い世界へ到達してしまうことになる。水深が60mを越える頃から周囲のブルーが薄暗いブルーに変化し、写真撮影にも事欠くくらい暗くなってしまう。こうなるとターゲットライトが活躍するが、濁っていることもあってなかなか焦点が定まらない。
【葛城山丸の上方から撮影】
沈船の上方から撮影してみた。今回はストロボをSB104とし、1灯だけの使用なので左側からストロボ光が発しているのが分る。魚の名前は分らないが、魚群となって沈船の周囲を何度も回遊しているのが印象的で、こんな暗い世界の中では黄色い魚体が何よりも目立つ。
【沈船近くでの1ショット風景】
水深が70mを越えるこの沈船に潜るには、通常のエア・タンクをWで装備するよりも、リブ(Rebreather)を使用することを推奨する。使い慣れていないダイバーは基礎訓練が欠かせないが、慣れると大変使いやすくWタンク仕様のような重さも感じないので重宝する。私が使っているRebreather(AZIMUTH)は次のような外観だが、他にも多くのメーカーから販売されているのでいろいろ試してみるのも面白いかもしれない。

【Rebreather】
通常のエア・タンクの場合には呼吸に使用したエアは海中に排出されてしまい無くなってしまう。ところがこのRebreatherは吐いた息を再度リサイクルして使用する循環方式なので、魚を撮影する時など排気音が無く、魚に恐怖感を与えない。また、水深150mくらいは裕に使用可能なので大深度潜水にも適している。元々の開発目的は軍用であったが、今ではコストダウンされて結構安価な器材が市販されている。しかし、通常のメンテナンスを含めてエントリー前のチェックには十分な注意が必要だ。間違った使い方をすると即あの世行きとなってしまうので、信頼ある訓練機関で十分トレーニングされることが重要。



